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時をかける愛のsnowbirdのネタバレレビュー・内容・結末

時をかける愛(2018年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

【総括】容姿が同じだが、中身は全くの別人に男女それぞれが入れ替わるラブストーリー。中盤までは退屈気味だったが耐えて見ていたら後半で一気に話が複雑で難解になり、終わってみると奥深いストーリーだった。終盤シリアスで切ないが、後味は悪くない。

【配役】男性主人公・子維役のグレッグ・イェンが輝いていた。主演二人とも容姿は同じで人格が別という難しい演じ分けをこなしていた。

【演出・音楽】音楽が使い回しばかりで飽きるが、エンディング曲は好き。

【ストーリー展開】中盤まではテンポが悪く感じた。話が薄くて退屈、回想ばかりで人物描写が薄いとも。中盤、子維が詮勝に入れ替わったエピソード以降の巻き返しが期待以上だった。複雑なので、メモを取りながら観た。

ここから結末ネタバレ





2019年時点での韻如の死の真相は自殺だった。内気な性格で生きづらさを抱えていた。雨萱の魂が入れ替わったはずが、反逆に出て、韻如の人格が表に出ることになる。雨萱が韻如の心を解放したことで、自殺しなかったという形に歴史が変わる。歴史が書き換えられた結果、俊傑は韻如殺害の罪を負って服役することも自殺することもなく健在に。子維は俊傑面会のため刑務所を訪れた後、事故に遭うことなく健在に。そして、10歳年下の雨萱と出会ってハッピーエンド。
⇒韻如の死は悪役・謝芝斉に殺されたせいかと思わせておいて、実は自殺だったというのが意外で秀逸。周囲から理解されなくても自分を認めよう、とのメッセージを感じた。
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