夏藤涼太

アンナチュラルの夏藤涼太のレビュー・感想・評価

アンナチュラル(2018年製作のドラマ)
4.2
#1話
「逃げ恥の野木亜紀子脚本!」とか宣伝してて、いや原作ありドラマの脚本なんて推すなよ…と思ってたが評判良かったから見た
前半は如何にも邦ドラマな特殊職種モノ、凡庸なカット、音楽使いだなぁと思ってたけど、確かに面白かった。こんなどんでん返し系のストーリーとは
そして確かにカヨコ・アン・パタースンと尾頭ヒロミが早口で特殊スタッフやってた

#2話
1話は初回だし15分増だしで話も練られてるのがわかったけど、今回も想像以上にストーリーが面白くてびっくり。でもラストが駆け足な感はあったから15分増がベストかな
ただ演出とか音楽が脚本に追いついてなくて勿体ねぇ
しかし座間パロなのかたまたま被ったのか……

#3話
シンプルにおもろい。裁判モノでもここまでイケるとは、この先が楽しみだわ。
これで後はセリフにセンスがあればなぁ、ポストリーガルハイとかになれたかもしれないのに

#4話、なんかリーガルハイでありそうな展開だなーと思ってたら普通に3回くらい泣いたわ……
子供は卑怯な気もするし、終盤の胸熱展開はベタだけど、いや面白いもんは面白いし、ここまでやってくれたら何も言えねえ。

今期のドラマは対になってるのを多く感じる。
アンナチュラル↔anone
君が心に棲みついた↔隣の家族は青く見える

アンナチュラルはわかりやすくて面白いけど、媚びすぎな所もある。anoneはついてこれるやつだけ来いって感じがたまらん。君が〜は性格悪いけど、隣の家族は〜は性格がいい

正直『アンナチュラル』よりも『君が心に棲みついた』の方が映像的演出優れてる。ホラーっぽいカメラワークとか、4話のストロボ演出は良かった。というかアンナチュラルの演出が脚本に対して凡すぎる…

#6話
ヘビーだった前回に対してスリリングだけど基本軽いノリで面白かった。軽いどころか不謹慎な気もしないでもないけど、まぁ被害者も加害者も犯罪者だしね。でも今回も色んなミステリの要素混ぜててすげーわ。
後これ何気に石原さとみが最後どっちとくっつくのか気になるな…

#8話
こんなベタなお涙頂戴劇で泣くわけねーだろ舐めんな(号泣
ライブ配信とか、東日本大震災とか、ブラック企業とか、SNS犯罪とか、毎回ライブ感ある要素が盛り込まれてるのいいよね。

次回から中堂に入るんか、早いなぁと思ったけどもう8話なんだな。早いな。

#9話
宍戸はミスリードだろうし、木林が赤い金魚の殺人犯だったら面白いなぁ、と思ったら地味なおっさんだったでござる。でも思った以上のサイコ野郎で次回楽しみだわ面白すぎる。
前回のこと考えると報われないけど、ヤクザが助けてなかったら迷宮入りしてたかもしれんのか……

#10話
法医学ミステリーとしては最終話は一番微妙
ただ感情で煽って自供させるっていう、ある意味今までやってきたミステリのアンチであり、更に三澄が感情論で負けたまま裁判回の対、というかモヤモヤの回収になってたと考えると面白いな
夏藤涼太

夏藤涼太