明蘭~才媛の春~の47の情報・感想・評価

エピソード47
第47話
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tanzi

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皇太后は遠い宗室が皇帝になり取り巻きも刷新されて知らない人間が朝廷の主流となってることがまず感情的に気にくわないんだな。 その上に前帝と自分を蔑ろにされてる被害者意識が拍車をかける。 自然と攻撃の矛先は幼い頃より知る顧廷燁に向かう。 彼に効果があるかはさておき、幼少からのネタを持たないとマウントも取れず恫喝もしづらいやん。皇太后のそんなイライラも透けて見える。 権力を持った者がその力を失いかけた時に見せる足掻きの醜いこと。 家族経営の小さな会社から政局に至るまで、人類の歴史においては同様の抗争が繰り返されとるんやわ。 謀反を起こした兗王派の残党一掃捜査では顧家の伯父達の息子はじめ秦夫人の息子顧廷煒までが捕えられる。 当然顧家は、寵臣廷燁に便宜を図るよう上から目線のまま訴えてきた。 過去の恨み骨髄である廷燁は『母の名誉回復を公表』を条件に彼らを追い詰めるも肝心の長男で当主の廷煜が首を縦に振らず、次第に兄弟の根比べの様相を呈してくる。 自分は強引だろうか、でも母をないものとするのが許せないと言う夫にかけた明蘭の言葉が金言。 「人は安寧を求める。安寧なら穏やかになれる。心に恨みがあれば、たとえ陽光に恵まれ涼風に吹かれても心を削る刃は止まることを知らない。私にはよく分かるわ」 はわわわ。 この言葉は顧廷燁だけでなく見てる自分の心の奥深くにまで届きましたよ。
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らき

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