Maririri

賢い医師生活 シーズン2のMariririのレビュー・感想・評価

賢い医師生活 シーズン2(2021年製作のドラマ)
4.2
終わってしまったあああぁぁぁ…。
医大の同期5人が40歳を過ぎ、それぞれが医師として技術も地位も確立しながら日々命と向き合う。プライベートでは「恐竜稜線」というバンドを組み、毎回課題曲をこなす。今回はボン・ジョヴィ回があり個人的にブチ上がりました。

実家がとんでもない金持ちという者が約2名いるものの、角を曲がったらぶつかった男が運命の人みたいな登場人物もいないし、財閥もいない。みなさん有能な医師なので自家用車はベンツだけど働き詰めの毎日。浮世離れした設定が少なく、自分と歳も近いから親近感もあり、その日々に心地よく感情移入しながら観ていた。

シーズン1の終わり方も、その日1日が過ぎてゆくように自然に終わったのに、それが却って印象深くて続編を心待ちにしていた。

脚本と監督が『応答せよ』と『刑務所のルールブック』の方々なので、お馴染みの歴々勢揃い。ソヌ母入院でテグ父付き添いからのイクジュンにお礼で金の亀あげようとしちゃうし(ドクソンがもらったあの亀ね)、アンドレアの兄なんてドクソン父とアイゴなキムサジャンだから。作品を超えてあれこれ楽しめるのは韓ドラの楽しいとこですね。

大切な誰かの幸せと、自分の幸せのために丁寧に誠実に生きることは贅沢な時間の使い方なのかな…なんて思えて最終回のラスト、ビハインドカットが終わった後の虚無感たるや。5人がちゃんと幸せになって、各々で喜びあう姿にこちらも温かい気持ちになりました。続編待つ!ほんと大好き!
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