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阿修羅のごとく パート2のrinのレビュー・感想・評価

阿修羅のごとく パート2(1980年製作のドラマ)
4.5
作品を通じて、家族姉妹の中で、この人には言い難いなとか確かに少しは感じたことはあるなーと思った。

この人に言っても受け入れてくれそうだけど、この人に言ったら軽蔑されそうとかね。
他人だったら言えることも、家族だったら言い難いこともあるし、より聞いて欲しいこともある。

自分にはそういう色んな側面で、言う相手を選びながらもあるけど本音を言える家族がいて良かったなと思う。

パート2は八千草薫が万引きするところから始まって、転落っぷりがなんか心の闇深そうっていう印象を与えてくれて良かった。
なんか万引きとかそういう系って個人的に不倫よりも、見てるとうわぁって思っちゃうのよね。
なんでなんだろ。DVとか。
不倫とかっていう感情、欲でどうこうするよりも、物質的なもの・人をどうこうする方が見るの嫌なんだよなぁ。生々しいのとかも。
だからフィクションとしての戦争映画は見れるけど、リンチされてるとか家庭内暴力とかで1体1とかでクローズアップしてそういう場面を写してるとかは苦手。

話逸れたけど、みんなそれぞれ悩み抱えてるし最後収まりどうなるのかなぁとおもって見てたら、まぁ割と丸く納まってるように見える終わりだったね。
みんなひょんな事からまたガラガラと堕ちていきそうな危うさはあるけど、それぞれ気持ちに折り合いをつけて生きてるなぁって印象。

滝ちゃんが、あのゆすり男にたんか切ってるのカッコよかったし、咲ちゃんとの確執も和らいだのかなーと。

最後の最後まで勝又さんが癒し。

役者の演技が上手い下手とか分からないけど、話もさることながら表情や声しくざなどにどうしても注目してしまう作品でした。それがやっぱりいい演技って言うのかな。
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