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アメリカン・ホラー・ストーリー:怪奇劇場のuriのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

はじめてAHSに出会ったのがコレでした。
久しぶりにもう一周してみましたら、やっぱこれだ~~~。最高だよ。まだFilmarks始めたての頃に適当にレビュー書いたままだったので改めて書き直す。

1950年代の見世物小屋、サーカスが舞台。
本物の"フリーク"の役者さんが沢山出演しています。私はなぜか映画 フリークスを子供の頃に見た事があったので(もう覚えてないけど)知っていたけど、こういう商売が存在していたことを知るきっかけになりますよね。

このドラマはビジュアルや演出だけでなく非常に脚本がいい!1シーズンの間に度々フェーズが移り変わるけどごちゃごちゃしていない。

まずは怪奇劇場の団員達が迫害を受ける様子からピエロによる猟奇殺人、ダンディの覚醒、ハロウィンの呪い、フリークの標本を売買する市場、エルサの嫉妬、それぞれの恋愛や親子愛、それぞれの過去、奇術師(正直いらん)、復讐、成功と喪失。
なんで彼らばっかりこんなことに…と思うけど、たくましさと純粋さに胸つかまれますよね。とっても人間味溢れてて素敵なの。
アメホラのはみだし者同士の家族同然の絆、いいよね。

お気に入りの登場人物は勿論マペティト!笑
かわいーてたまらん。
他の人たちもみんな好き。だけどみんなどこかで悪い。
今でこそ身体にハンデを持つ人に優しい世界になりつつあるけど、そのせいで忘れがちな彼らの人間性。自分と異なる部分が目立つだけで、彼らは同じように生きてきた普通の人間で純粋に優しい人もいれば、ひねくれた人、欲にまみれた人、明るくユニークな人、色んな人がいる。このドラマを見ていると人は対等だということを本当に実感させられる。

エログロ耐性さえあれば、絶対見た方がいい。
ほんとーに面白い!
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