いかえもん

九州縹緲録 ~宿命を継ぐ者~のいかえもんのレビュー・感想・評価

3.7
ようやく見終わりました。
BS11で放送されていたのをちまちまと録画して観てました。
もちろん最初はリウ・ハオランくん目当てで見始めました。
が、しかし、キャラクター的に体が弱くて心優しい王子みたいな役だったので、結構すぐ血を吐く。(中国ドラマってめっちゃ血を吐くシーン多い)ので、ハオランくん弱すぎだろ~!とか思いつつ見てました。

このドラマは、どうやら九州シリーズという架空の九州という大陸を舞台に様々な種族について描かれるファンタジー時代劇ドラマシリーズの一つらしい。このお話は、この架空の九州の様々な土地出身の3人(最終的には4人)の若者たちについて、最初は知らなかったそれぞれの宿命が次第に明らかになり、それを背負って国やそこに暮らす民のために自己を犠牲にしながらも大人になっていくという結構ダークなストーリーでした。

とにかくセットも衣装も超豪華で、きれいだった。北の寒い大地に暮らす民族から南の暖かい地方まで様々な衣装が見られるし、しかも演じてる俳優さん女優さんが皆さん見目麗しい。

そして、アクションがこれまで見たドラマの中では一番よかったな。ワイヤーアクションもあるんだけど、ガチのアクションシーンもわりとあって、特に主人公リウ・ハオラン君演じる阿蘇勒(アスラ)の親友である姫野(キヤ)のアクションシーンはすごく良かった。ほんで、姫野を演じているチェン・ルオシュアンがとってもかっこよく、少年から立派な青年へと成長していくのが、ほんと頼もしくて素敵だった。正直、途中ハオランくん霞んでたとこあった。
基本的には若者が主役のドラマなんだけど、脇を固めるちょっと年上の俳優さんたちも皆さんとても素敵でかっこよかったです。

ただまあ、ストーリーが途中から失速した感じは否めなくって、最後もここで終わりかぁ…とちょっと残念感はありましたが、まあそれなりに楽しめたかな。