ただ愛する仲のcoco1210のネタバレレビュー・内容・結末

そこに居た誰のせいでもない突然の建物崩壊事故。命を守る為に選択する余地もなかった、、。その時の記憶が事実が残された者に課せられる辛さ。それを受けるにはあまりにも若く淡い年の2人だった。

悲しみは留まることを知らず、10年以上経ってからも残された人々の中で続いていた。

関わらないと分からない、現実にありえるストーリー。三豊百貨店の事故が元になっている本作。一言では表せない感情の揺さぶり。複雑な思いを抱きつつ完走しました。

事実と向き合っていくイガンドゥの姿、ムンソを愛おしむ言動、、。2人にしか分かち合えなかった苦しみ、、。すべてを受け止め素直に愛しあった時、イガンドゥに起きた大きな壁。
ラスト30分は涙が止まらず、イガンドゥの顔を見るまで心が安まらず。幸せな2人を見届けてもそこに至るまでの思いが込み上げる私でした。

こんなことがなかったら、もっと近くに訪れていたであろう幸せ。乗り越えたからこそ、その大きさを感じ、幸せの意味の奥深さを知ったのだと思いました。