3.11あの震災から10年。
「あの時、引き止めればよかった。」
「石巻のこと、知ってるように話さないでください。」
「もっと、おとうさんの話ききたい」
「離れていても、そばにいることはできる。寄り添えることはできる。」
「区切りなんて、つけなくていいんじゃないですか。」
「人の心、わかるかわからないか、どっちかしかないのかな。」
「そばにいてもいいですか。」
…
たくさんの、心に響くことば、優しいことばでつづられている、静かであたたかいお話でした。
震災にあった人たちには、ひとりひとりに思いがあり、変化があり、その人たちだけが心にもつ物語がある。
10年の時にNHKが制作したいくつかのドラマには、それぞれいろんな立場からの震災への思い、大事な人への思いを綴った物語がありました。
見られてよかった。
区切りなんてつけなくていい、って、ほっとできるやさしい言葉だなと思いました。
綾瀬はるかさん、池松壮亮さん、阿川佐和子さん。演技にいつもひきこまれます。今回もよかったと思いました。
「近くにいることがそばにいることじゃない。遠くにいたって、寄り添うことはできる。そばにいてくれますか」
子役のお二人も自然ですてきでした。
