あちぴろ

スタートアップ: 夢の扉のあちぴろのレビュー・感想・評価

スタートアップ: 夢の扉(2020年製作のドラマ)
3.5
誰が観てもジピョンしか勝たんでしょ。

何故そちらを選んだのか理解不能。
ダルミ(ペ・スジ)の行動、感情に全く感情移入できず、さらに身勝手な感じのドサン(ナム・ジュヒョク)とのイチャイチャシーンなど10秒飛ばし。(特に14、15話あたり)笑

だって観たくねーもん。笑

ただ、これまでに5点付けた韓ドラの「愛の不時着」にしても「ヴィンチェンツォ」にしても1話目のスタートは、かなり低空飛行なので、この1話目の出来は相当良かったと思える。
お父さんがあんまりにも可哀想で可哀想で。。。

ジピョンをつい応援してしまう。
ジピョンがあまりに不憫すぎる。

サムサンテック、チョンミョンカンパニーとどちらの会社にしても、サクセスストーリーを駆け上がっている様に思えるが、実際にはしっかりと現状を俯瞰した第三者の目線で誘導し、時には厳しく良いものはいいと認めるジピョンがいたからこそであって、技術だけ、想いだけでは決してあそこまで大きくなれんかったのだ。
声を大にして言いたい。
「お前たちだけでは成功はないのだ」

いろんな所でツッコんで欲しいのか?と思う事が多い。
兄貴の復讐とか突然の逆恨みに、持株の配分のことで喧嘩してたくせに「オレたちはお金でこの仕事を始めたんじゃない」とか。
上げ出すとキリがないくらいに、え?って事が多かった。
サンドボックス、起業家が集まると言う割に、IT系でなきゃ無理だろ?というハッカソンだし。

と、こき下ろしまくるのもすべて、ジピョンが、全く報われないからである。
こんなにいい人を蔑ろにしすぎだろ。
ジピョンとお祖母ちゃんがいい人過ぎて泣ける。ここまでいい人過ぎるから、ドサンやダルミの自分のことしか考えてない行動の人との対比が分かりやすくてイラッとするのかも。


主人公の二人が結ばれるのに、ここまで感情移入出来ないドラマは初めてかもしれない。
Googleで、「スタートアップ ドサン」とまで入れたら予測変換で「嫌い」と出ると言うブログを見て、自分も検索してみたらほんとに出た(ムカつくというのまで出た)のでそれくらい視聴者が好まないエンディングを描いたドラマだったんだと思う。


ま、人それぞれなので、ペ・スジと、ナム・ジュヒョクの二人に微笑ましく観れる人にはいいのかな。
アレックス( チョ・テグァン)が米倉利紀に見えて仕方なかった。


「二十五、二十一」のナム・ジュヒョクがカッコいいので、こちらと比較してしまったのもある。

このドラマで株を上げたキム・ソンホ、続く「海街チャチャチャ」でスターダムにとなるはずが……というゴシップを見て、海街も観たくなった。


(2022/3/22〜3/26)
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