Amber

タイニー・プリティ・シングスのAmberのレビュー・感想・評価

3.8
シカゴの名門バレエ学校が舞台。
ネヴェーア(カイリージェファーソン)は一度は不合格と言われたが、後日合格になり、入学すると、優秀な生徒キャシー(アンナマイシュ)が寮の屋上から転落した事故で、ひと枠空いたことがわかる。その事件の真相とは?
嫉妬渦巻く名門バレエ学校での一学期を描く。

ダンスシーンがしっかりしていて見応えがありました。
調べてみると、キャストはダンサーから俳優になった人ばかり。そうでないと、この吹き替えなしのダンスシーンは作れないだろうなぁ。

主にネヴェーア、ベット(カシミアジョレット)ジューン(ダニエラノーマン)のストーリーを軸に物語が展開していきます。

ティーンなので、未熟で気持ちのアップダウンが激しいのは仕方ないとしても、女子の性格の悪さといったら…。
特にジューンは思慮が浅すぎでは?
男子の方が結局良い子が多かった印象。

ストーリーはうーん、少し無理があったような。
ネヴェーアと、キャシーの彼氏のネビル(マイケルハウスローゼン)の初めの方の雰囲気は一体なんだったのか?
ベットの元彼オーレン(バートンカウパースウェイト)はなぜネヴェーアのことを好きになったのか?
心の動きがイマイチわかりにくいのと、いろんな登場人物が見る悪夢がテンポを悪くしているような気が…。

キャシーをプリンシパルに、という話があったそうですがら普通はバレエ団のプリンシパルなんて雲の上の存在。付属バレエ学校からバレエ団に入れるのは一握りだし、コールドからプリンシパルまでは3階級くらいあるから、バレエ学校の生徒がプリンシパルにいきなりなるなんて、ほぼあり得ないはずですが、そこはドラマだからということなんでしょうね。

ライバルを蹴落とそうとするのに、いざ誰かの本当のピンチになると、団結したり、相手の苦しみを知った時にお互い親近感を感じて距離が近づくところは、よかったです。

終わり方からすると、シーズン2がある雰囲気ですね。
Amber

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