ししまる

マークスの山のししまるのレビュー・感想・評価

マークスの山(2010年製作のドラマ)
3.5
元暴力団員、法務省刑事課長が相次いで殺害され、マークスと名乗る青年が捜査線上に浮上する。
クオリティの高いWOWOWの連続ドラマWの作品。全5回✕約1時間。原作は買ったまま読まずじまい。映画も未見(DVD化されてないし)。映画よりドラマ版の方が評価は高いようだけど、長編小説なので映画よりはドラマ向きだろう。
キャストは実力派ぞろい。犯人は早い段階で分かるが、警視庁、山梨県警、東京地検特捜部、大学関係者、週刊誌を巻き込み、過去の隠された秘密に迫る社会派ミステリー。死人多数。捜査当局やマスコミへの圧力などは、いくら病んでる日本とはいえリアリティーに乏しいけど、ドラマとしては見応え十分。青年役の高良健吾の演技がなかなか。
✅メモ
直木賞を受けた高村薫の小説が原作。警部補合田雄一郎を主人公とした推理小説シリーズの第1作。単行本と文庫本で描写が大きく違う。2010年10月にWOWOW連続ドラマW枠で放送された。1995年に映画化もされている。
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