사랑의 향기
不動産会社に勤めるミョンヒは夫と死別後、女手ひとつで子供たちを育ててきた。長女ヨンジンは大学を卒業しアニメの作画会社へ就職。恋人のギチョルからプロポーズも受けている。次女へジンは優雅に大学生活を送っている…。一方、大学を休学して病気の祖母の治療費を稼ぐため高層ビルの清掃を始めたジュノ。だが、ある日ジュノは過って転落し病院へ。そこへ腹痛で苦しむミョンヒの末っ子トンジンが担ぎ込まれてきた。その夜、公衆電話でジュノとヨンジンは小銭の貸し借りで言葉を交わす。それは、運命の恋の始まりだった。
ジュノと同室になったトンジンの元へ母ミョンヒをはじめ家族が現れた。ジュノはその中のひとりの女性に目が留まる。小銭を借りたヨンジンがいたのだ。ヨンジンはプロポーズの答えに迷っていた。結局、仕事に専念したいと思っていたヨンジンは断りを告げた。その頃、ミョンヒは大型物件の契約を結ぶことに成功する。相手は建築事務所を経営する裕福な男チョンだった。幸い軽症だったジュノは程なくして退院し借家へ帰る。相変わらず奔放なヘジンは大学で憧れの先輩ミングと再会し猛烈なアタックを開始する。
前妻と別れて以来、独身を貫きたいチョンは姉に無理矢理勧められたお見合いの席についていた。特に相手に関心を示さず気まずい時間だけが流れる…。ヨンジンはギチョルから何故プロポーズを断ったのかしつこく問いただされていた。一方、通院するジュノは公衆電話の前であの晩のヨンジンの姿を思い浮かべた。ある日、ジュノがビルの窓ふきをしていると窓越しにはヨンジンが。思わぬところで二人は再会を果たしたのである。
偶然にもひょんなところで再会を果たしたジュノとヨンジン。ジュノはヨンジンのオフィスを訪ねカーレースの観戦に誘う。その時初めてお互いの名前を名乗りジュノはヨンジンに電話番号を告げる。そしてジュノの元へ一本の電話が。ヨンジンからレース観戦を楽しみにしているトンジンと一緒に行くという連絡だった。一方、ミョンヒは姉のジュリとオペラ鑑賞のため劇場へ出向く。そこにはチョンと彼のお見合い相手の姿があった。レース当日、ジュノはヨンジンを迎えに彼女の住むアパートへ向った…。
ヘジンはミングに会いに約束の喫茶店へ向う。だが、他の女性の電話番号を聞き出そうとするミングにヘジンは怒り心頭。店を飛び出しまう。その頃、ヨンジンはトンジンと共にジュノの仲間のカーレースを観戦して楽しんでいた。さらにジュノとツーショットの写真まで撮られてしまう。数日後、ジュノは出来上がった写真をヨンジンに渡すため、雨の降る中、ヨンジンのオフィスへ向う…。
サッカー場でデッサンをしているヨンジンの元をジュノが訪れた。ジュノは自らモデルとなりデッサンを手伝う。母ミョンヒは突然チョンから酒の席に誘われ友人として付き合ってほしいと頼まれる。ある日、高層ビルの窓拭きをしていたジュノが過って転落してしまう。しかしそれはヨンジンが見た悪夢だった。気になったヨンジンはジュノが清掃をしているビルを訪れる…。
夏休みに旅行を計画したヘジン。でも家計が苦しく母から旅費を貰うこともできない。そこでヘジンは家庭教師のアルバイトで旅費を捻出しようとする。ヨンジンはクライアントから原画が高く評価され御指名まで受けて会社で一躍躍進を遂げる。ヨンジンはモデルをしてくれたジュノにお礼をするため高級レストランで夕食をご馳走することになった…。
ジュノとヨンジンは夜のベンチで食後のひと時を楽しんでいた。ジュノはヨンジンに、初めて出逢った時から気になっていた女性であることを告白する。と同時に手の届かない遠い存在でもあると語り、もう会うことを止める決意をする。しかしヨンジンは突然の告白に動揺しながらも胸の中にはこれまでにない感情が芽生え始めていた…。
ヨンジンは揺れ動く心の内を母の友人ジュリに話そうとレストランへ行く。そこへジュノが偶然にもやってきた。ジュノはヨンジンの顔を見るなり店を出てしまう。躊躇するヨンジンはジュリに則されジュノを追いかけるがジュノは辛い思いはしたくないとヨンジンを遠ざけてしまう。そしてジュノは苦悩から逃れるため祖母に会いに帰郷する…。
チョンがミョンヒをお茶に誘い家に招き入れたことで家族中が大騒ぎ。チョンは相手が誰なのか問いつめられる。一方、ヨンジンはギチョルに他に愛している人がいることを告げる。だが、自分を遠ざけるジュノに対しヨンジンもまたジュノとの距離をあけていく。仕事に熱中しようと考えながらもしかしヨンジンは二人の思い出のレストランへ向う…
ギチョルはヨンジンを呼び出し愛する相手が誰なのか問い質す。答えを聞き出すことができなかったギチョルは友人ミヨンに相談。ついには母ミョンヒにヨンジンにふられたことを打ち明ける。それを知ったミョンヒはヨンジンにギチョルとの結婚を強引に勧めるのだが、ヨンジンは愛する人と一緒になりたいと母の説得を拒む…。
偶然にも街で遭遇したジュノとヨンジン。ヨンジンの「わたしたちは愛しあっている」という言葉にジュノは次第に理解を深め殻を破ろうとするが、全てを知ってもらうためアパートにさえ住めない貧乏な暮しぶりを見せる。母ミョンヒはそんなジュノとの恋愛を許すはずもなくヨンジンにギチョルとの結婚を強要するのだが…。
ジュノは容態が悪化した祖母の元へ帰郷した。その事を知らないヨンジンはジュノの下宿先へ電話を掛け、大家さんから田舎へ帰ったことを初めて聞かされる。その直後にジュノから一本の電話が入り、間もなく戻ると告げられ安堵する。思いを募らせるヨンジンはジュノとの関係を認めないミョンヒに対し母ではなくジュノを選ぶと言い切る…。
チョンと外食を楽しんだミョンヒは娘たちに妬まれ、やむなく家族全員で食事に行こうとする。母と仲違い中のヨンジンはギチョルの母から貰った洋服を返しに向うが、ギチョルの母は二人が別れたことを知って大激怒。一方、ジュノは危篤に陥った祖母を病院へ搬送する。しかし、祖母は他界しジュノは失意のどん底に沈んでしまう…。
傷心のジュノは下宿先を訪れたヨンジンに今は帰れと突き放し心を閉ざしてしまう。ギチョルの母に呼び出されたミョンヒは息子をバカにされたと一方的に罵倒される。ある夜、ジュノはヨンジンを呼び出し、なぜ自分を愛したのかヨンジンに問い掛ける。そのままのあなたを愛したと言うヨンジンにジュノは別れを告げる…。
ジュノはヨンジンを愛しているにもかかわらず彼女の幸せのためと、一方的に身を引いてしまう。ヨンジンは恋の痛手に苦しみ、ジュノもまた想いを断ち切ることができず虚しい日々を送る。チョン家では再婚した母親の元を離れアメリカから一人息子のヒョヌが帰ってきた。しかし、5年間の隔たりは大きくヒョヌの表情は曇ったまま…。
立ち直れずにいるヨンジンは友人のミヨンと会う。そこへギチョルが現れミヨンはヨンジンがジュノと別れたことをバラしてしまう。ギチョルはなぜ別れたのか聞き出そうとヨンジンにしつこく迫る。一方、ジュノは殻に閉じこもったまま友人とも会おうとしない。やがて苦悩から逃れるように一人、祖母の墓参りに向う…。
帰省したジュノは弟に復学を勧められるが、祖母がいなくなり今はその意味が失われたと説き伏せる。チョン家ではヒョヌのわがままな振る舞いに家族中が大混乱。チョンはミョンヒに悩みを聞いてもらい気が和らぐ。ある日、エベレスト登頂が早まったことを告げにテファンがジュノの元を訪れた。だが翌朝、テファンに思いもよらぬ事態が起きる…。
テファンが交通事故に遭い瀕死の重傷を負ってしまった。胸騒ぎを覚えたヨンジンは病院で安否を見守るジュノの元を訪れ、事故の原因が自分にあると自らを責めるジュノを力づける…。ある日、ヨンジンが帰宅するとジュノと破局したことを口実にギチョルが勝手に上がり込んでいた。しかし、ヨンジンは彼は心の中にいると言い放つ。
祖母の他界に続き友人の事故と次々に不幸が重なり苦悶の日々を過すジュノ。何かにすがりたい気持ちを押させ切れずジュノはヨンジンを呼び出す。ジュノはそんな自分を受け止めてくれたヨンジンを抱き寄せ素直な気持ちで言葉をかける。「離したくない」と。その夜、二人は初めてキスを交わした…。
ヨンジンはジュノに自慢の手料理を振る舞い二人はロマンチックな夜を過した。そんな二人の関係を知らないミョンヒは相変わらずヨンジンに自らの結婚観を説いて聞かせる。だが、ジュノへの愛を深めるヨンジンは意に介さない。ジュノもまた大学への復学を決意し卒業後の目標も定める。その目標が何かと尋ねるヨンジンにジュノは「秘密」と答えた。
ジュノは車の修理工場で腕を買われテストドライバーとして深夜のアルバイトを始めた。危険が伴う仕事に不安を感じたヨンジンは無理はしないでとジュノと約束を交わす。一方、チョン家では未だ奔放な生活を続けるヒョヌに皆が手を焼いていた。ある晩、チョン家に一本の電話が届く。なんとヒョヌが喧嘩をして警察の厄介になってしまったのだ…。
復学に向けて図書館通いを始めたジュノと秘かに交際を続けるヨンジン。ヘジンが欧州へ旅立った日、ヨンジンはミヨンから驚愕の話を聞かされる。自分がギチョルの結婚相手の候補になったと言うのだ。一方、ミョンヒは親友のチャンにチョンとの交際を告白する。スノクと別居して失意のチャンはさらにショックを受けてしまう…。
ジュノとヨンジンは街で偶然にもミョンヒと鉢合わせてしまった。動揺する二人を後目にミョンヒは無視してその場を立ち去る。その夜、ヨンジンはミョンヒと口論の末、家を飛び出てジュノの借家で一晩を過しさらに反感を招く。ある日、オフィスへ戻ったミョンヒに来客の知らせが。相手の待つ場所へ向うとそこには意を決したジュノが待っていた…。
ミョンヒは旅行から帰国したヘジンを迎えに空港へ向った。その帰り道、車が故障して立ち往生する。その話を聞いたチョンは車を買い替えず金を節約するミョンヒを哀れみ彼女のプライドを傷つけてしまう。さらにヨンジンがジュノとデートを終えて明け方に帰宅。ついに怒りが噴出したミョンヒはヨンジンに結婚するか、別れるか選択を迫る!
ヨンジンはジュノとの結婚を決意した。しかし、大学への復学も控え収入もままならないジュノは躊躇してしまう。ミョンヒもヨンジンに結婚を許しながらも内心は二人に別れてほしいと願っている。ジュノは葛藤に苦しむ中でやがて決断を下す。二人は覚悟を決めミョンヒに面会。結婚を宣言したのである。
二人の結婚式が2週間後に決まった。ヨンジンはかつて教会で行われた恩師の結婚式に感銘を受けジュノに教会での式を望む。ミョンヒはやむなく二人の結婚を認めるが結婚後の生活を心配しジュノを呼び出した。そして、結婚後は自分の借家で暮すと言うジュノの住まいを見学に行く。だが、想像を超える貧しい環境にミョンヒは言葉を失ってしまう…。
ヨンジンはギチョルからミヨンとの婚約を知らされ衝撃を受ける。ジュノは部屋の改装やヨンジンの亡き父の墓参りに行ったりと慌ただしい。ヨンジンは金を捻出して指輪を用意するが披露宴の費用まで賄う予算はない。そんなある日、ヨンジンはテファンから通帳を渡される。それはかつてジュノが登山費用にとテファンにあげた通帳だった。
ジュノとヨンジンは結婚式に向け着々と準備を進めていた。ジュリやチャン監督もひと肌脱ごうと協力を惜しまない。チョンも結婚式に参加したいと申し出るもののミョンヒは二人の関係が子供たちに知られることを危惧してしまう。ある日、多忙を極めるヨンジンにミヨンから一本の電話が。ギチョルと別れたと言うのだ…。
二人の結婚式が目前に迫って来た。ジュノは田舎の伯父夫婦に結婚を報告する。ヨンジンは祖母から激励され勇気を与えられる。結婚式当日、多くの人々に祝福されて颯爽とスーツに身を包んだ新郎ジュノが現れた。そして、バージンロードにはチャン監督に付き添われた新婦ヨンジンの姿が。二人は晴れて夫婦となったのである。
結婚式を無事に終えてジュノとヨンジンは新婚旅行へ出掛けた。二人はリゾート地で甘いひと時を過す。帰りに交通事故に遭うものの事無きを得て実家へ立ち寄る。しかし、二人の遅い帰宅にミョンヒはまたいきり立つ。ある日、ミョンヒはチョンに呼び出される。ヨンジンが嫁いで肩の荷が下りたのも束の間、なんとプロポーズされてしまう。
ミョンヒはチョンからのプロポーズを断った。身分や家族のことを気にして拒否してしまったのである。そんな二人の関係に気付いているチョンの姉は二人の仲を裂こうとミョンヒを呼び出して質問攻め。屈辱を味わいミョンヒは委縮してチョンと距離を置こうとする。やがて、連絡が途絶えて想いを募らせるチョンはミョンヒの家へ車を走らせる…。
チョンはなぜ自分を避けるのかミョンヒを責め立てる。ミョンヒの決意は固いがチョンも全く諦める気配はない。チョンは挙げ句の果てにミョンヒの会社に乗り込み説得を試みる。しかし、逆にミョンヒから別れを告げられてしまう。一方、新婚生活にも慣れてきたジュノとヨンジンはヘジンやトンジンを食事に招くことになった…。
ある日、ジュノはヒョヌクたちに酒に誘われた。ジュノに未練を残すサンヒは普段にも増して酒を煽り皆に突っかかる。その帰り、サンヒはジュノに抱き締めるよう催促するが拒否されてジュノの頬を平手打ち。なんとその醜態をヨンジンに目撃されてしまい、ジュノは憤るヨンジンから二人の関係がどうなっているのか責め立てられる。
ミョンヒは社長からチョンへの報酬を届けるように頼まれた。チョンを避けていたミョンヒは約束の喫茶店へ嫌々向う。チョンはつらい思いを打ち明け、ミョンヒもまた同じ気持ちであることを告げる。ある夜、チョンは最後の説得を試みてミョンヒを連れ出しホテルへ向う。ミョンヒは胸の痛みを切々と訴える。その言葉をチョンの唇が遮った…。
再びミョンヒとチョンの交際が始まった。二人は周囲に気遣いながら連日デートを重ねる。一方、ヨンジンはミヨンの企てでギチョルと会うことになった。そうとは知らずヨンジンの会社を訪ねたジュノはギチョルの車から降りるヨンジンの姿を目撃する。疑念を抱いたジュノは仲間のいるサーキットへ向った…。
ジュノはヨンジンがギチョルと内緒で会ったことに戸惑い頑に口を閉ざしていた。自分が貧しいことに再びコンプレックスを感じていたのだ。一方、ミョンヒはチョンに夢中で連夜のデート。チョンの姉はそんな二人を引き離そうとしつこく干渉する。ある夜、ミョンヒの家に訪問者が。ヘジンがドアを開けるとチョンの姉が立っていた…。
ついにチョンの姉がミョンヒの家にまで押し掛けてきた。ミョンヒは姉からチョンとの恋愛を固く禁じられ再び動揺してしまう。一方、給料が支給されて喜び勇むヨンジンはそれを共有財産と言ってジュノに渡す。二人が一緒に帰宅するとジュノの従弟のチュンシクが上がり込んでいた。事情を聞くと父親が病気で入院して金が必要だと言うのだ…。
ジュノとヨンジンは伯父の手術費用を生活費から工面した。そのためヨンジンは外注の仕事をして穴埋めしようとする。ミョンヒとの関係を断じて許さないチョンの姉は執拗な執念をみせる。チョンは揺れ動くミョンヒを繋ぎ止めようと必死に愛を説く。しかし、チョンの母はミョンヒを受け入れることに猛反対。家門を汚すわけにはいかないからだ…。
ミョンヒは友人たちとレストランへ行く。そこに偶然にもチョン親子が居合わせた。二人はお互いヒョヌにどう紹介したらいいのか戸惑ってしまう。そんな母とチョンの関係を訝るヘジンはヨンジンに相談を持ちかける。一方、チョンの姉は旧知の女性というジュヨンをチョン家に招く。なんと姉は彼女をチョンの再婚相手の候補にしようとしていたのだ。
ミョンヒは夫の命日に墓参りの計画を立てる。チョンとの付き合いに、亡き夫に対して心が咎める思いでいたからだ。一方、副業を終わらせたヨンジンはまた新たな仕事を依頼される。しかも相手はギチョルからであった。ジュノは再び猛反対するがヨンジンは全く聞く耳を持たない。そして命日、供養を終えたヨンジンが過労で倒れてしまう…。
ヨンジンは病院で検査を受けた結果、妊娠していたことが発覚する。突然の出来事に戸惑いながらも喜びを感じるジュノとは対照的にヨンジンには実感がわかない。そんな娘の懐妊を知らないミョンヒはチョンとの関係を深めていく。だが、チョンの姉は母を味方につけて再婚相手の候補のジュヨンをチョン家の夕食に招待したのである。
ジュノはヨンジンが子供を身籠ったことをミョンヒに告げる。しかし、二人の生活を案じるミョンヒに笑顔はない。翌日、ヨンジンもその喜びを伝えようとミョンヒに会うのだが、なんと中絶を強要されてショックを受ける。さらにヘジンはミョンヒとチョンの密会現場に遭遇してしまい淋しい気持ちになってしまう…。
ヘジンはミングに辛い気持ちを打ち明ける。しかし、ミングもまた父が癌に冒され複雑な思いでいた。ヨンジンは心配するジュノをよそに相変わらず仕事を内緒でしている。ミョンヒからは中絶の費用を突き付けられるものの厳しい生活を承知の上で出産を望む。一方、姉の魂胆に気付いたチョンはミョンヒとの関係を周囲におおやけにして結婚を急ごうとする。
生活苦を理由にミョンヒが中絶を望んでいることを知ったジュノはヨンジンの反対を振り切り再び危険な窓拭きの仕事を始める。一方、ミョンヒはヘジンとトンジンを連れてチョンの別荘へ行くはずだったがヘジンが勉強を言い訳に辞退した。ミョンヒは腹を立てながらも頑に拒むヘジンを見てまた心が揺れ動いてしまう…。
ジュノは出産後の生活を考え休学を決意する。だが、ヨンジンはそれを認めず子供を中絶すると言い出してしまう。一方、ヘジンの理解を得ようとチョンは大学に出向いて直談判するもののヘジンの意志は固く撥ね付けられる。ある日、ヨンジンは久々に里帰りを果たした。だがそれは、苦渋の決断を母に告げるためであった…。
ヨンジンは悲痛な思いでミョンヒに中絶することを告げた。ミョンヒは納得するもののジュノの同意を得ていないことに反対する。一方、ジュノはヒョヌクの父親の計らいで就職の準備を整えていた。それを知ったヨンジンは改めて中絶する意志を固める。そして運命の日、ヨンジンを手術室へ見送ったミョンヒは何も知らされていないジュノを訪ねる…。
ジュノはミョンヒからヨンジンの中絶を聞かされて絶望する。その夜、やるせない思いに酒を飲んで帰宅したジュノはヨンジンの行為を許そうとはせず、荷物をまとめ家を飛び出してしまう。ヨンジンは二人のために心ならずも中絶をしたにもかかわらず、一人残され悲しみに暮れる…。
家を飛び出したジュノはヒョヌクの世話になっていた。そのことをヒョヌクから打ち明けられたヨンジンはヒョヌクの家へ向う。だが、未だわだかまりを抱えるジュノはヨンジンを自宅へ追い返してしまう。一方、チョンの母がついに耐えかねて自らミョンヒの家へ乗り込んできた。しかし、ミョンヒは母の強引な別れの要求を退ける…。
ジュノは実家に戻っていたヨンジンに自宅に帰るよう求める。しかし、二人は互いの立場を譲らず話し合いは頓挫する。一方、手立ての尽きたチョンは家族を残しホテルに引っ越した。そんなチョンにサンタモニカでの長期の仕事が舞い込む。チョンはその機会を利用して子供たちと共に赴任することをミョンヒに提案する…。
ある夜、ジュノが自宅に帰宅するとヨンジンが待っていた。二人は互いに歩み寄り、ようやく仲直りをする。一方、チョンは週末の出張にミョンヒを同行させた。二人はリゾート地で水入らずのロマンスを堪能する。そして、これからの二人の未来についてチョンはミョンヒにある計画を明かす…。
ミョンヒは子供たちをヨンジン夫婦に預け二人きりで海外赴任するというチョンの計画を後ろ髪を引かれる思いで承諾した。両家は対面も済ませ出発の準備に取り掛かる。ある日、ミョンヒはジュノを訪ね子供を預けることへの感謝とこれまでのあしらいに謝罪する。ジュノはそんなミョンヒを快く受け入れる。そして、出発の日が刻々と近づいてきた。
(C)SBS