しょーご

サンクチュアリ -聖域-のしょーごのレビュー・感想・評価

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
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ちゃし!!👏

撮影と編集のお手本みたいな作品。

いやあ、本当におもしろかったし、おれも忽那汐里に尻叩かれたら、真の実力を発揮できそうな気さえしてくる。


一ノ瀬ワタルなんて『宮本から君へ』のクソレイプラガーマンくらいでしかまともに見たことないけど、本当に役がハマっていて最高だった。憎たらしいのに憎めない感じ。


まずとっつきにくい相撲をテーマにしながら、相撲の縦社会や風習の異様さ、異質さを1話で完全に網羅していて引き込まれる。親父がくれた5000円のリアリティも最高。


中盤以降、その時々で同じシーンをさまざまなアングルで(対峙した時の真下のアングルとかまじで見たことのない画面でワクワク!)見せたり、HSで撮ったり、視線誘導先をわざと見切れさせて、その部分を伏線にしたり、もはや凄すぎて笑ってしまう。果たして何回撮り直したのだろうか…。制作陣にも大拍手。


一般的にメジャーでない競技を人物のヨリヒキとカットバックで誰にでもわかりやすく作ってるところだったり、いわゆる1話で主人公の背景を伝えた上でてっぺんを目指す王道少年漫画の構成は完全に『クイーンズ・ギャンビット』そのもの。


あまりにも良すぎて3回くらい泣いた。
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