追記
中盤はものすごく岩井俊二。ロケ地も相まって『ラブレター』感。7話は見る人とそのコンディションによってはかなりの鬱加減。ただひたすらにテンポよく絵も綺麗でぺろっと見れました。あんまり宇多田感は感じれなかったけど！
ひとまず3話まで。ここで我らが立教大学の登場です。そういえば、一号館をくぐった四丁の木陰のベンチで男女が座って1冊の本を読んでいる姿がなんだかものすごく眩しく見えて入学を決意した高校3年の夏を思い出します。
そんな私的な話はさておき、『糸』と同じ、曲をモチーフにした映画ということで、二番煎じ感が出てしまっていたらやだなあと思いながら見始めましたが、今のところその心配は無用だったようです。
おそらく『カルテット』ぶりの満島ひかり先輩は相変わらず自然体ながら、なんだか見ているだけで清々しいくらいに気持ちの良い演技を見せてくれます。そこに夏帆が出てくるのだから困ったものです。個人的好きな演者ランキングトップ2がこうしてお目にかかれるなんて。そして、八木莉可子ちゃんは声も相まって初期の永野芽郁にしか見えない（良い意味で）。
2話まではテロップで、いつの話なのかも説明されないまま、怒涛のカットバックで17年の歳月をピタッ、ピタッと見せていきます。これを「あ、17年前のこの人ね」と無意識に判断できるんだから、現代人すげーとなります。
この勢いなら明日完走できそうです。楽しみ。
