母性のぱちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

静かで怖かった

母と娘、こんな関係あるのかと感じた人はきっと純粋に今も昔も所謂‘’普通‘’の幸せな家庭だった人なんだろうな

終わり方も私は怖いと感じた ループ的な。
でもきっと色々乗り越えて命が繋がったと捉える人もいるんじゃないだろうか

ピアノのバッグはキティちゃんがいいと娘が言ってルミ子が落としたお弁当、母側と娘側では全く違くて怖かった。
ルミ子の母への執着が怖くて気持ち悪くて仕方ないのに、どこか自分を見ているようで怖くて動悸しちゃった…笑

親に言葉や行動で評価されることでしか自分を褒めてあげられない、自分の価値を見い出せない。親の顔色ばかりうかがってしまう。分かりすぎて疲れた。

娘の名前がさやかだとわかるシーンもハッとした。

さやかもあーいう親に育てられた弊害がしっかり日常に出ていて、負の連鎖だ〜とか思ったり。
さやかも言ってたけどあーいうタイプは自分では気づけないというか、正しいと信じて疑っていないので厄介。でもそれが小さい頃から自分を守る手段だったわけだから仕方ないし。

出演者みんな演技凄すぎて圧倒だったんだけど、高畑淳子の怪演が凄すぎて笑えるシーンじゃないのにもはや笑いそうになってしまった。馬鹿にしてるわけじゃなくてね、まじでいるんだよねこういう人。演技うますぎ。