ノラネコの呑んで観るシネマ

大河への道のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

大河への道(2022年製作の映画)
4.0
なかなか楽しめる。
町興しで郷土の偉人、伊能忠敬の大河ドラマを企画してた市役所の人たちと脚本家が、忠敬は初の細密な日本地図「大日本沿海輿地全図」発表の、三年前に亡くなっていることに気付く。
では、実際に地図を完成させたのは誰なのか?三年の間に何があったのか?というお話。
市役所の面々が、そのまま江戸時代の伊能忠敬の仲間たちとなるキャスティング。
過去の話は、あくまでも想像力を巡らせたフィクションと言うことなんだろうが、地図作りの描写を含めて興味深い。
大日本沿海輿地全図が、あんな巨大な物だとは知らなかった。
そら将軍もど肝を抜かれるだろ。
過去の話は面白いけど、これはやっぱ2時間だから持つんだろうな。
地図作りって、派手な合戦や権謀術数がある訳じゃなく、ひたすら歩いて計測して、地図を書いてゆくだけの作業だから、やっぱ伊能忠敬の人生は、大河ドラマには向いてないと思ってしまったw
大河への道は遠い。