なおスコア高め

大河への道のなおスコア高めのネタバレレビュー・内容・結末

大河への道(2022年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

予告で、あの伊能忠敬が地図を完成させてないと知りまずはビックリ
そして、現代と江戸時代とを演じ分ける中井貴一・松山ケンイチ・北川景子ちゃんを楽しみに
観終わってみればその主要キャラの他に、平田満さんがとっても印象的だった✨

まずは、その伊能忠敬測量隊が完成させた地図の正確さに本当に驚いてしまう
その測量法が映画の中で説明されていて、
それを知ってもますますスゴい!と思う
その上、弟子入りしたのが50過ぎで、
しかも最初は地図を作るために歩き出したのでは無かったというところにマスクの中で口が空きっぱなし!
何だかえらく勇気付けられてしまった
50過ぎても何かは成し遂げられるし、
きっかけは何でも良いのだ

考えてみたら、歴史上名前が残るのは代表者のみ
でもそれを支える大勢の人がいる
あの墨汁をこぼした人の気持ち
それをくみ取る周りの人たち
完成して御上に届けようとした早朝のシーンに、寡黙な若者の言ったひとことに泣く
今まで共に歩んだ大変な道のりが一気に思い出されるようなひとことだった
そして、御上への献上シーン
何事も上に立つ人次第だなあ!とやはり泣く
努力や苦労は出来る限り報われるのが良い

久しぶりの丸の内ピカデリー2階席最前列は、とっても快適で
真正面にスクリーン
客層は年配の方々が多かったようだけど、若い方にも大いにオススメしたい邦画だった!