このレビューはネタバレを含みます
シロは小林真にホームステイして修行を管理人に言い渡される。
ミッションは、100日以内に小林真の死の原因を見つけること。他人にバレてはダメ。答え合わせのチャンスは3回。
小林真
修友学院高校在学。絵がうまい。クラスメイトにはハブられてる。幼馴染みの晶と仲が良い。美人の美月先輩に憧れ。
家族構成：父は上海出張中で家に大概居なくて真の進路に反対。母は真の絵を気に入ってくれて、カフェ店員で不倫中。兄は法学部在学の無愛想。
晶に頼まれた創立記念のマスゲームのための絵描きや、美月先輩とのデートで充実した日常を過ごす一方、
「真をよく知ること」と管理人に釘を刺されたシロは真の記憶、痕跡を辿るうちに真のスケッチブック、真の顔が消された写真を兄の部屋で見つける。遺書があり自殺だと判明。
兄が死の原因←1回目不正解
自殺の理由は？
絵だけが唯一の生きる理由だったが父に美大進学を否定され、美月先輩には裏切られ、母は不倫していた事実を知り、誰の目にも自分が移っていない。顔消した写真は真の仕業で、多量の薬を服用して自殺した。
家族含めまわりの人間が殺した←2回目不正解
兄から「黙って察しろなんて甘えるな」と言われ、実は愛されていたのに自ら闇落ちしたことを知る。
管理人に正解したらシロは真に転生せず真にからだを返したいと直談判。代わりの条件で翌日までにシロが犯した過ちを思い出すことを提案される。
シロは晶への謝罪に花火の絵を描くがその絵は過去に真が描いた絵と同じだった。タイムリミット間近で苦しむなか走馬灯がよぎり辿り着いた答えは、
「シロのせいで真は死んだ。俺は俺を殺した。シロは真。」
無事時間内に正解をしホームステイは完遂。そのまま生き続けることが許された。
そして管理人に言われたようにしぶとく生きることを誓うシロ(＝真)。
「カラフル」という原作の日本実写作。アニメは以前鑑賞したが設定は少しいじってある(たぶん)。
演者さんの演技も良く、いい作品だと思う。記憶がないだけで本当は本人が本人に再び乗り移っただけなのに意識が変わるだけでこれだけ人は変化するのだな。
(ちなみに舞台は広島。街並み見てるとどこで撮ったのか探してしまう。懐かしい。また行きたい)
