とにかく景気の良さと勢いで突き進むアクションムービーだった。一日中CIA（私設部隊）とSWATに破壊され続けたプラハは見てて可哀想になった。
話は一人の男の暴走としてもあまりに滅茶苦茶であってないようなものだったが役者のスター性とキャラで押し切っていた。アナ・デ・アルマスは言うまでもなく最高。問答無用で男の尻に麻酔銃。そしてとにかくでかい銃。最後の狙撃でも見せ場が欲しかったのに結局は男の殴り合いか、と少し失望した。
ただクリス・エヴァンスも指の怪我や火傷をかなり痛がったり足を引き摺ったり、とマッチョな割に人間臭いところが魅力でもあった（拷問が得意なのも痛みに敏感だからとも言える）。
ライアン・ゴズリングも寡黙だが時折可愛らしさを見せる、といういつもの愛らしさで良かった。
個人的にはジェシカ・ヘンウィックも良し。
