いつもの大味なアクション大作で十分の期待程度で観始めたら、それ以上でかなり面白い。
アクションを見せるというよりキャラ重視でアクションシーンのみというより全体的に引き込まれる。
ライアン・ゴズリングとクリス・エヴァンスって主人公と敵役が反対なのではとちょっと惑わせてからのスンナリ感が気持ちよい。
CIAの汚れ仕事専門の冷酷無比な工作員ライアン・ゴズリングは近寄りがたいなぁと思ってたら、世話になった人々には全開で義理人情に熱いというキャラで、そこんとこが全体に明るさも醸し出してほんわかする。
で、敵役はこれ以上嫌み全方向の奴は見たことないぐらい、ヒーロー演じてた反動なのかクリス・エヴァンスがはまり役。
王道の敵キャラがよいと物語が面白くなるというやつ。
世界各国飛び回るけど、あっさり異国なのもケチらない感じが結構リッチ。
今回全く艶ぽくないアナ・デ・アルマスさんは終始ムッとした表情なんだが、見事に華を添えるって感じでいいなあ。
最後の庭園の迷路での戦いは「シャインニング」への挑戦か？！と思うくらいエンターテイメントだだ漏れ溢れすぎの年末年始になんかに観たい景気のよい満足の映画でした。
#大画面
