物語を進めるアクションが終始魅力的で、ポイントに差し込まれるセリフが響く美しい作品でした
大好きなシリーズなのだけど、フランチャイズ化で軽いものになっていくだろうなと思っていたので、こんなに洗練されたプレデター映画を観れて本当に嬉しかったです
異文化の交流と緊張の時代設定にプレデターをぶつけるコンセプトと、その中で再度プレデターを怖い存在にする“魔物”のようなデザインが秀逸でした
主人公の物語がプレデターとの戦いの過程と密接に絡んでいて、戦い方のアップデートと感情的な高まりがリンクして本当に感動的な結末でした
最小限のセリフとロジカルな映像で没入させる、差し込まれるオマージュさえ伏線となる丁寧な作りは最近観た『トップガン マーヴェリック』の印象と近かったです