気になっていた岩井俊二監督作品初鑑賞
ファンタジー過ぎないけど現実でもない質感で、演技も自然なものと歯の浮くようなものが同居する変わった鑑賞感
だからこそ成立する漫画のような実写映画でした
自然な掛け合いの描写が心地よく、蒼井優さんのパートの特に平泉成さんとの"アリス"と父のシークエンスは関係性や距離感など自然とわかる気がしてとても好きでした
一方、鈴木杏さん演じる"花"回りの描写があまり好きになれませんでした
正気ではない行動のみが写り、後半明かされる設定もこちらの不信感を払拭してはくれません
だから、先輩の最後の選択に全く理解ができず物語に納得できませんでした
もしかしたら前日譚のアニメーション映画を観ると違って見えたのかなと思いました
