あの「トロール・ハンター」以来のトロール映画、滅茶苦茶大真面目に馬鹿馬鹿しい事をやっていて好印象。こういうのはふざけず真面目にやるのが大事です。何よりこれは滅茶苦茶良い怪獣映画ですよ！！リアリズムに根差しつつもファンタジック、そして怪獣＝自然への畏怖と敬意がある造りで、往年の特撮ファンにもお薦めです。東宝特撮好きな人はみんな好きだと思う。
エメリッヒ版「GODZILLA」をベースにしつつ（あれのノーストレス版とお考え下さい）、細かい部分で「ジュラシック・パーク」＆「ロストワールド」、「キングコング 髑髏島の巨神」、「シン・ゴジラ」、「ガメラ 大怪獣空中決戦」、「クローバーフィールド」、そして「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」（！）の要素を織り交ぜてくる。ロアー監督、あなた絶対怪獣映画好きですよね？？怪獣映画として欲しい画をちゃんと見せてくれるのでイイです。てかこんな企画にこんなに本気でお金かけて大丈夫なんですか？？
個性的な登場人物達も良い具合にキャラが立っているし、人間ドラマが意外とちゃんとしているのも美点。
怪獣映画には絶対欲しい伊福部さん作曲っぽいテーマ音楽もエンドロールでちょろっと流してくれる。ロアー組の皆さん、あなた達満点です。
