しん

ONE PIECE FILM REDのしんのレビュー・感想・評価

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)
2.0
前作のスタンピードもなんでこんなに空飛んでんの?など不満でいっぱいだった。
ワンピースは大好きだけど映画はもういいやという結論に至っていた。
それを覆したのが今回の大ヒット。
ここまで流行ればさすがに観ないのも偏屈かとアマプラで視聴。
前回したような指摘はもうしないと覚悟して視聴。

もはや地獄。
日曜午前30分アニメそのままの作画。いや。最近評判がいいと聞くレギュラー放送より酷いのか?アニメ版を観なれていないからいけないのか?このひどい作画に慣れていればある程度みられるのか?
不細工なバランスにされたキャラ達がなんの深みもない絵で単調な動きをする。これだけで観ているのがひたすら苦痛。
友達に誘われてワンピース知らずに観に行った人とかマジで地獄だろうな。

この地獄の作画のウタだけがヌルヌルと動いて下手くそなモブキャラと組み合わせられる歌唱シーンもひどい。
歌だけはとてもいいがMV映画だなどという評判も聞いていたからひたすらがっかり。竜とそばかす姫の一曲目くらいの衝撃与えてくれよ。遥かに劣る。

別にストーリーもなんのこともない。
夢の世界からは逃れることはできない的な能力者を相手にするよくある展開。古代遺跡、ライブステージと美しくなりそうなシーンを悉くダメにする作画。

前作はまだこのキャラとこのキャラが戦うか!などの興奮はあった気がするが、ゾロとサンジが共闘していてもドキドキしない。

ワンピースという素晴らしい漫画作品でアニメーション文化を破壊する映画。
鬼滅を始め多くのアニメ映画がヒットした現在、よくこれを公開したなと思える映画。
これがヒットしてしまいワンピースのアニメーションがこのクオリティでしか描かれない状態が継続することがとても悲しい。
しん

しん