2023年10作目
生田くんの演技が好きなので観た。
余裕が無くなるとひとの優しさを素直に受け取れなくなるよね。
こういう貧困の連鎖みたいなものって実際に割と当たり前にあるんだろうなと思った。高校生が「逃げ切れよ！...変わるなよ」って言いながらも自分は繁華街を歩いてるシーンが何故か一番心に残った。どうしようもなく抜け出せない不条理に対して屈したとき、結局罰せられるのは固定化された元来の弱者という不公平さ。岩切の上司みたいに、考えることを放棄する方が出世する。
どんなに優れたひとでも、ひとびとはinsaneとlunaticの間を無表情に、無意識に、連続的に行き来している。大事なのはその間の平衡感覚で、平衡感覚を向上させるのが学問であり、哲学だと思う。パターンとしての知識とメタ認知のための仮設思考。自分の元来の醜さに流されること。社会に絆されること。そのどちらにも傾かない様にしたいなー。
確かに物質的な豊かさは相対的なものだけれど、総合的な"幸せ"は自分自身が見出すものであって、その定義はひとそれぞれなのかも。後悔なき人生 = 幸せというのが今の結論。そのために、今はまだsettle downはしたくない。動き続けたい。沢山のものを見て、行動する。時間を無駄にしないように。大切なひと達を大切にしたい。I don't have time to worry about who doesn't like me. I'm too busy loving the people who love me.
