alice

エルム街の悪夢のaliceのレビュー・感想・評価

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)
5.0
この映画の面白いところの一つは、人間というものが本質的に死を望む存在であるということを描いている点だろうな、と思う。
大人になる、分別のつく存在になるということは良いことであるとされるけれども、それは他方ではとても倒錯的な欲望の実現であるようにも感じられる。
だからこそ、これは夢であって現実ではないのだと信じ込むことによってフレディを撃退するというつまらない演出が最後の最後で破綻していくさまは見事であって、とても印象に残った。
alice

alice