いやー違うんよ。そうじゃないんよ。
見たかったのはこういう安達と黒沢じゃないんよ。はぁーー！って感じの映画だった。
ドラマ版は本当に最高で、何度も繰り返し見るほど好きな作品。
それだけに映画版でのガッカリ感は否めない。
いちいち同性婚とかカミングアウトとか社会的な目がどうとか、あんなにたっぷりやらんでよくない？
もちろん大事なことだし、それらを取り上げること、問題提起することは意義もあると思う。
(日本はそういうの後進国だと思うし、なんなら自分ももっと推進していこうよって声を上げたい派)
がしかし！
暗いんよ。重いんよ。全体的に。
取り扱うテーマの重さもあるけど、二人が離れ離れで生活するシーンも多いから、物理的にも心理的にもポップな明るさが出てこんのよね。雨まで降るし。笑
ドラマラストで晴れて二人結ばれたわけだから、その後のラブラブいちゃいちゃ生活をただひたすら2時間流してくれてもよかったのに。ドラマの時みたいなコメディタッチを添えて、ね。
なんかさ、しんどい展開にして、でもラストはくっつけてハイOK！ってBLによくありがちだけど、もうそろそろその「しんどい展開」から脱却してもよくない？結ばれたその後の幸せをたっぷりと共有してくれてええんやで！
