漫画→ドラマ→映画と観て来ましたが、映画が一番心を打たれました。
漫画とドラマも凄く面白かったのですが、この映画は面白かったと言うよりは感動しました。
純粋なBLが観たい人にはリアル過ぎたと言うかBLと言うよりはヒューマンドラマみたいなストーリーで、もちろんBLが主軸ではあるものの現実世界で実際に立ちはだかる男同士だからこその大きな壁と言うか、漫画やドラマでは描かれなかった生々しいストーリーがBLならではのセリフや演出と噛み合って今までに見た事のない作品だったなと感じました。
BLやLGBTQの作品って、大堂のストーリーと言うか【ハッピー】【ダーク】【ラブコメ】【リアル】みたいなジャンルが結構ハッキリしてて、同性をどの角度から観て描くか。みたいなのが多いけど、この作品は本当にLGBTQの人達が悩んでいたり考えている事をそのままBLの世界に落とし込んだ様な作品で、現実じゃ本当にネガティブになるような事柄をハッピーに描いていて、久しぶりに映画を観て泣いてしまいました。
BLが観たい人達にはちょっと。。。と思う人が多いかもしれないですが、現実世界はコレがリアル（現実はこんなにハッピーには進まない事が大多数でしょうが）と思ってBL含めLGBTQに関心や理解をしてくれる人達が増えて黒澤×足立みたいに人生を幸せに生きて行ける世の中になったらいいなと思いました。
