予告を観た時はサスペンスとかホラーとかそっち系なのかな？と思って観てみたらある意味サスペンスでありホラーではあったけど全然違いました。
が、過去に観た邦画作品の中でも個人的にはトップ３に入るぐらいの名作でした。
登場人物それぞれからの視点で描かれる【怪物】の存在が多くを語らずとも見えてくる様な脚本、構成、出演者の演技でこれぞ映画！と言うか、わくわくする様な話しではないのに次の展開にわくわくドキドキするような展開も脚本凄いなーって思った
それぞれの【愛】のかたちは時に【怪物】と化してしまう、ほんの小さなキッカケや変化で様変わりしていく様子が人間って本当に弱くもあり強くもあり、切ない様で温かい様な本当に色々な感情が渦巻く作品
ドラマとは違い短い時間の中での作品を逆手に取った様な、視聴者の受け捉え方で視点が異なるこの作品の根底にある多様性がそこにも現れていた様に感じ、この作品をどう捉えるかは視聴者次第な終わり方も個人的には良かった
