とか26

GHOSTBOOK おばけずかんのとか26のネタバレレビュー・内容・結末

GHOSTBOOK おばけずかん(2022年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

背景の建築物の、
違う角度のパーツが組み合わさって
造形されてるような特異なビジュアルが
かなり好きだった。
その分 思ってた以上に、あの町なかを
歩き回るシーンが少なかったのは残念。
なので予告編から得られる
背景の世界観だけを期待して観ても
まったく元は取れなかった…。

【ファンタスティックビースト】味に溢れた
おばけ回収劇の方は
主演の城かいりくんを筆頭に、ガッキー含めて
Eテレの教育番組クオリティの演技を
お見せしてくれるので
5~10分のあいだに、5~10回
眩暈がするほどの虚無感に襲われる。

久しぶりにここまで力いっぱい
徹底的な子ども向け映画観たなー…。
ただ、とりま先生とか
一旦木綿の倒し方が
【スプラトゥーン】だったりと、
今の子に受け入れやすそうな
作りにしてたのはよかったと思う。

ファンタジー要素の投下が
開始してすぐさまだったのは
あまりに早くてかなり戸惑った。
も少し現実世界の話を見せてから
ファンタジーを投下してほしいところ。

現実世界の話で言うと、
「湊をたすけてください」の願い事のくだり
1秒たりとも効果的な後回しになってなかった。。
湊が事故にあって入院するまでの話を
序盤でしっかり描いてた方が
ファンタジーのギャップにもなるし
「命を賭ける」だとかに
多少の説得力が生まれたと思う。
湊と再会した瞬間の喜びにもなるし。
3人が何のために頑張ろうとしてるのか
引っ張る必要性は全く無かったと思う。
「おばけを集める」っていう
目的の提示まで40~45分かけてたのも長い。

そして湊の命がかかってるというのに
「ルール説明しなくていっか」で済ます神木くん、
責任感が五条悟ぐらい皆無で 恐ろしかった。
出演時間の短さ含めて、
神木くん目当てで今作を観たファンの方は
思う存分、感想欄で暴れてもいいと思う。
【屍人荘の殺人】の中村倫也ぐらい
客寄せキャスティングにされてた印象。

太一役の男の子は
子役に言うことじゃないんだけど
個人的にピンポイントで苦手な顔だった。

サニーくんの方は、
玉ねぎボールの被害があとあと効いてきて
近いうちに失明するんじゃないかと思ってる。

映画の内容知ってても
ティザー映像だけは、
ホントにワクワクするクオリティ。
もはや別の作品だった。
ティザー映像に収まってない部分は
すなわち全部ダメな瞬間だった。

ありがとうございました。
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