公開当時「あのデニーロがセルフパロディ！」と騒がれたような。やり過ぎ！と思われるほどノリノリで演じ、ちょっと引いてしまうくらい。おそらくとても楽しかったのであろう、このあと続編にも嬉嬉として出演した。
結婚目前の精神分析医の元を有名なマフィアのボスが訪れる。彼は精神的な問題を抱えており、それを早急に解決する必要があった。都合も考えずに診察を要求する彼の態度にうんざりした医者はFBIの捜査依頼を1度は了承するが･･･。
ハロルド・ライミスらしい安定感がある手堅い台本に軽妙な演出。冒頭の田舎のヴィラから逃げ出すボスたちの描写の笑えること。マイアミの海岸を傘をさして歩く姿も可笑しい。ジョー・ヴィテレッリ演じるジェリーがとてもいい味出してる。彼は同年公開の『恋するための３つのルール』にも出ていてマフィアものには欠かせない。
リサ・クードローは彼女らしさは無いものの、珍しいウェディングドレス姿を拝める。
