のりまきさんの映画レビュー・感想・評価

のりまき

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映画(1696)
ドラマ(45)
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

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原作未読。筋書きより作品が面白い好例。アンデルセンが好きな人にはお薦め。小綺麗で愛らしく悲しいお話。そして仄かにグロテスク。とにかく語り口の見事さと美術の絢爛さは一見に値する。「二度と監督とは組みたく>>続きを読む

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

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結婚して駄目になった?と感じた作品。彼の作品の魅力は世間は決して僕を受け入れてくれないという子供の絶望だと思うので、女の子が彼を受け入れてくれた時点で終わっちゃった感じが。美的センスと狂ったユーモア、>>続きを読む

マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

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有名になったティム・バートンがみんなのフィルモグラフィーにくっきり汚点を残した作品。悪趣味の一言。火星人たちがティム・バートンに見える。マジョリティに対する憎悪に溢れ、人が大事に育てた花壇を嬉々として>>続きを読む

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

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当時周りはジャックの夢見る瞳にノックアウトされていたが、自分はエンゾの包容力あるガキ大将ぶりに参ってしまって、彼がジャックに賛成するシーンで絶望したものである。彼のように生を愛する人に否定されたら親に>>続きを読む

ヒッチャー(1985年製作の映画)

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テレ東バージョン。テレ東の大胆な編集が効を奏しているのであろう。時々オリジナル版を超えてしまうマジック。この時代、ヒロインは、すぐタンクトップになってショットガン撃ってたよなぁ〜。二重人格的連続殺人犯>>続きを読む

ときめきサイエンス(1985年製作の映画)

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これはかなりきつい。もてない男子がパソコンで作った理想の女性が実体化し…という男の夢を映像化。しかし美貌でスタイル抜群、頭脳明晰という触れ込みながらリサという女性がいかんせん魅力的でない。MVから抜け>>続きを読む

透明人間(1992年製作の映画)

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カーペンターがチェビー・チェイスを主役に撮ったインビジブルマン。なんじゃそりゃ。ちぐはぐすぎるぞと思ったら!
会合に取引先にいったらそこで行われていた実験事故に巻き込まれ透明に。それを野心家のCIAに
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雨あがる(1999年製作の映画)

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黒澤明の遺稿を愛弟子が映画化。そんなにしなくってもってくらい轍を踏んでいて微笑ましい。トロい演出でややダレるも殺陣は見事。仲代の立ち合いの迫力、寺尾聰もよく三十郎を盗んでいる。しかし黒澤組の女優さんて>>続きを読む

タイムトラベラー/きのうから来た恋人(1999年製作の映画)

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時は冷戦真っ只中、マスコミが核攻撃の恐怖を煽った1961年。一人の男がそれを鵜呑みにして自力でシェルターを作り上げた。折悪しく起きた軍機の墜落事故をソ連の攻撃と勘違いして身重の妻と避難する。ドアがロッ>>続きを読む

迷宮の女(2003年製作の映画)

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「ミノタウロス」の話というより迷宮を作った「ダイダロス」のほうがテーマ。最初から名前が引っ掛かったんだけど、それが肝でした。主演女優が凄い。エドワード・ノートン。
多重人格ものを観客を騙すという手法で
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暴行(1963年製作の映画)

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『羅生門』があまりに凄いので西部劇にしてみました!という作品。
「へ~知らなかった。ポール・ニューマン主演なのに」と思ったが見て「なるほど…」。あまりに原作が凄すぎて、撮影方法やカット割り、演技まで真
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路上のソリスト(2009年製作の映画)

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どんだけ屑でも仕方がないかってくらい芝居が上手いロバート・ダウニーJr.とやらしいけどやっぱり上手いジェイミー・フォックスが挑む実話ネタ。

ロス・タイムスのコラムニストがベートーベンの像の前で二弦の
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その男 ヴァン・ダム(2008年製作の映画)

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この作品を見てヴァン・ダムを見る目が変わった。
落ち目のアクションスターがセルフパロディというありがちな作品に見えながら、ハリウッドのように安易なところに着地しない心意気。中盤にある空中浮遊のシーンは
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女帝 エンペラー(2006年製作の映画)

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かつてコン・リーとチャン・ツィイーが共演した時「ああ、こうやって時代は変わるのだ」と思った。コン・リーは日没の美しさ、チャン・ツィイーは日の出の美しさだったから。
時代は繰り返す。今度のチャン・ツィイ
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エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003年製作の映画)

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面白いけど子供と見るのは憚られるウィル・フェレル。でもこれなら安心!いつもの下衆演技を封印しているのでちょっと物足りない気もするけれど、ほんわかファミリーもの。でかい図体してピュアなエルフの養い子が例>>続きを読む

マーシャル 法廷を変えた男(2017年製作の映画)

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チャドウィック・ボーズマンが『42』とは違うキャラで差別と戦う。あちらは耐える男だったけどこちらのサーグッドはぐいぐいいくタイプ。実話だがかなりエンタメ色強めで見易い。もう一人の主人公サムの親族は「実>>続きを読む

サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

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正直クルーニーとコーエン兄弟の相性に疑問。たとえ有名になったとしてもコーエン兄弟の風変わりさは簡単に手なずけられるものではない。自分達でもそれを扱いかねるときもある。クルーニーが悪い監督だとは言わない>>続きを読む

怪物はささやく(2016年製作の映画)

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予想より素直な作品だった。『永遠の子供たち』の監督だからきっと色々絡めてあって山盛りだと思っていたのでやや拍子抜け。しかしこれは癌でなくなった原案者の意を汲んで態と粉飾を避けたのだろう。実に丁寧に作っ>>続きを読む

アーティスト(2011年製作の映画)

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あざとかろうと敬遠していたがやはりあざとかった。これを単体で見るとどうなのかなあ?娘たちに見せるとしたら『スタア誕生』『雨に歌えば』『ライムライト』『血と砂』あたりを抱き合わせてやりたい。とても工夫し>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

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「ebbingってなに?」と思ってたら架空の町の名前だった。広告から娘を奪われた母親の復讐劇かと思っていたらそれは味付けにすぎず、ヒルビリーを描いた社会派の作品だった。どんどん予測外の方向へ転がってい>>続きを読む

チェイサー(2017年製作の映画)

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母親が単独で息子を誘拐した犯人と対決するという目新しくはないストーリーだが、端々に『トランプ後』のアメリカを見ることができる。細かなディテールや人種の配置には工夫はあるが、脚本には大穴が。しかしハル・>>続きを読む

ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

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凄まじいスピードで話が展開するが、決して手抜きではない。むしろこれだけのロケをして、これだけのセットを組んで、この尺にまとめてしまうのはなんて贅沢なんだろう。圧巻の大自然と実に素直な子供たち。今まで見>>続きを読む

THE DUFF/ダメ・ガールが最高の彼女になる方法(2015年製作の映画)

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promで一発逆転もの。幼馴染みの男の子に「お前は友達の引き立て役」と言われてリア充を目指す高校生のお話。主役がナード組ではなく、むしろヒエラルキー上位にいるのがミソ。しかも友達二人は美人な上に、性格>>続きを読む

ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

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『ラブアクチュアリー』を見て「群像ラブストーリーいいじゃん」と思ってこれを見たら後悔する。一見似て非なるもの。あちらは恋に落ちてもだもだする可愛い男達のお話だが、こちらは恋する女達の話。面子でわかるよ>>続きを読む

サロゲート(2009年製作の映画)

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サロゲートとは代理のこと。自由にカスタマイズできるロボットを遠隔操作して生活できる社会。人々は自宅から出ず、その身は安全なはずだった。しかしサロゲートが破壊され、オペレーターが死ぬという事件が連続して>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

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ヒュー・ジャックマンが鬼イケメン。「カッコイイ」しか出てこない。
そもそもミュージカル出身の彼が今までこの才能をフィルムに刻めなかったのは惜しいとしか言いようがない。この声の伸び、シャープな動きとピタ
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おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)

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「若者よ、これが香港映画だ」というサモの声が聞こえる。
好きなものをギュッと詰め込んで、整合性なんてぶっ飛ばして、可笑しく哀しくほんわかド派手に特攻爺いがゆく。シリアスを期待してみると肩透かしを食らう
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ビッグ・ダディ(1999年製作の映画)

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アダム・サンドラー押しの自分でも誉められない。期待してたんだけど、なるほどレジー賞な出来。だってサンドラーがバッドボーイでもおバカさんでもない!変に泣かせが入って気持ちが氷点下。同時期に見た同じく父親>>続きを読む

2番目に幸せなこと(2000年製作の映画)

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マドンナ主演の変形ファミリーものと覚悟して見たら、彼女は刺身のツマでルーパート・エヴェレットの独壇場であった。完璧ゆえに(プッ)ふられ続けてきたヨガのインストラクターとその親友のゲイの庭師が一夜の過ち>>続きを読む

ヒーロー 靴をなくした天使(1992年製作の映画)

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軽くていい気持ちになる作品。ダスティン・ホフマンが珍しくグズい男を熱演。アンディ・ガルシア、ジーナ・デイヴィス、チェビー・チェイスってなかなか豪華な顔ぶれな気もするんだけど、チープな演出も相まってなん>>続きを読む

そして友よ、静かに死ね(2011年製作の映画)

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フレンチノアール。かなりどぎつい暴力描写もあるが是非女性にも見て欲しい。叔父様がたが本当にかっこいい。寄り合って立ってるだけでかっこいい。引退した元ギャングが若い頃からの友人を脱獄させたことによって過>>続きを読む

ゾンビ・サファリパーク(2015年製作の映画)

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邦題が酷い。全然サファリ関係ない。
ゾンビ対人間の最終戦争があった世界。無差別爆撃により勝利した人間社会にかろうじてハンティングゲームの的として生存しているゾンビ。安全なゾンビ狩りができる『リゾート』
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炎の少女チャーリー(1984年製作の映画)

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ものすごく久しぶりに見た。異能を持つ子供との逃避行という凡百の作品から頭ひとつ抜けるのは、実は後半は監禁されっぱなしで心理戦という一味違う展開と、CGなかったので実際に燃やしまくったリアルさのお陰でし>>続きを読む

踊る大紐育(ニューヨーク)(1949年製作の映画)

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それまでスタジオで撮られていたミュージカルが街に飛び出した記念碑的作品。とはいえ元々が舞台劇なのでなんだか座りが悪い。ニューヨークロケは天気に恵まれずホントにちょっぴりだとか。バーンスタインの見事なス>>続きを読む

スタア誕生(1954年製作の映画)

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名作だからと手に取ったり、逆に敬遠すると痛い目をみる毒映画。リメイクされるだけのことはある含蓄ある内容に、このキャストを当てたのが凄い。ジュディ・ガーランドというハリウッドに愛され、貪り喰らわれた女優>>続きを読む

バチ当たり修道院の最期(1983年製作の映画)

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自分の選択で恋人を渋谷まで連れ出して見た作品。よく別れなかったものだ。人物設定が面白すぎるが、それを語る気力に欠けるドタバタ作品で胆力を要求される。ただこの頃から飛び抜けた自己主張とセンスが光り、目が>>続きを読む

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