のりまきさんの映画レビュー・感想・評価

のりまき

のりまき

明日はまたメリー・クリスマス(2022年製作の映画)

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ブラジル映画『今日もまたメリークリスマス』のメキシカンカバー。
大きな違いはあちらにはないファンタジー要素が大量投入されていることと、周りのキャラの肉付けですかね。こちらの方がとってもハリウッド的な教
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今日もまたクリスマス・イヴ(2020年製作の映画)

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注意!タイムループ、タイムリープっぽい説明がついている場合がありますが、違います。そもそもネトフリのあらすじにタイムループって書いてあるけど違います。
とある男が目覚めると、クリスマス。てんやわんやの
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

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「え?クロスでなくて新作作ったの?なんでまた?」そう思いました。あれだけきれいに終わったのに蒸し返さなくてもいいんじゃない?

間違ってました。すみません。

今回のバットマン、ノーラン版とは違うけど
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

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「ハロルドのために」
それ言われちゃーグゥの音も出ないじゃないですか!

経緯としては『恋はデジャヴ』でライミス監督は主演のビル・マーレイのワガママに振り回されたんだよね。彼はハリウッドでも有名な偏屈
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

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よきリメイクでした。
なんか久しぶりに無駄遣い感のないジェイクを見た気が…。
そして何気にイーサンとの共演。この2人って同じ役にキャスティングの時点で上がりそうなイメージ。
大きな改編はなく、蛇足がな
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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色々足りない部分はあるが、肯定。
なぜならば、こんだけ正面切ってディズニーリスペクトをできるのはすごい度胸だから。現実の『いつもの細田』から仮想に入った途端、絵から動きまでディズニーに。質の悪いパクリ
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

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監督変わりまして割りと平凡な印象に。
前作の熱狂的支持者は見ない方がよいと思います。

まず、あのひりつくような閉塞感はありません。おうちも広くなって、緑もあって、子育て環境大事だね。
キャラが違いま
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

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ライカの『ふしぎの国のアリス』

オープニングの人形の作り替えからグッと掴まれる。作り手の手さばきが冷酷でとにかく怖い。

コララインはお冠。ママもパパも仕事に夢中で構ってくれない。引っ越し先はピンク
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ナイトブック(2021年製作の映画)

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「Ordinary is sucks!」

自分のことで両親が揉めている間にこっそりと家を抜け出すアレックス。リュックの中にはお気に入りだったホラー小説や自分で書き溜めたノート。「こんなもの燃やしてや
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ハロウィンの呪文 ブリッジホローは大騒ぎ!?(2022年製作の映画)

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ファミリーイベントムービー。全然怖くないので子供の暑気払いにぴったり。ただ、クリーチャーのデザインはわりと怖めなのでチビちゃんは親御さんとどうぞ。
レイ・チャールズの『Hit the road Jac
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

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カイル・クーパーが邦画で初仕事というので。
彼のエンドクレジットは作品の全てを語り、かつ追憶させてくれる、食後のコーヒーのような存在。したらばご飯を抜くわけにはいかんな、と。
うーん、これ作る必要あり
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ラリー スマホの中に棲むモノ/カムプレイ(2020年製作の映画)

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ラリーは細くて、でかくて、青白いやつ。シャイでコミュ障で、粘着質。それじゃ友達できないって。自閉症のオリバー君がぼっちなのに目を付けて猛アタック。系統的には『シャイニング』『ポルターガイスト』系のお話>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

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若い人をターゲットにした作品でしょうか?
エネルギーのままに行動し、総括することなく退席した人たちを下の世代が総括するというタイプなのか?こういうピンポイントな販路に絞ってる割に、着陸点を「愛は地球を
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殺人者の記憶: デニス・ニルセンが残したテープ(2021年製作の映画)

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かなりドラマティックに作られているので、堅実なドキュメンタリーを期待すると当てが外れる。

しかし古いカセットテープから流れる楽しんでいるようなデニスの声を聞いているうちに悪夢のような不思議の国に迷い
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スモーキング・ハイ(2008年製作の映画)

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デールは裁判所の出頭命令配達人(こんな仕事あるんだね)。友人で売人のソールと大麻をキメてお仕事に。ある日「パイナップルエキスプレス」という極上ものを分けてもらってご機嫌で仕事をしていると殺人現場を目撃>>続きを読む

ジャンパー(2008年製作の映画)

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デビッドは冴えない15歳。虐められて凍った湖に落ちてしまった時瞬間移動(ジャンプ)が発動する。
自分の能力に気づいたデビッドは能力を磨き大嫌いだった街を後にする。能力を使い楽しく暮らしていたが、金庫に
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ハロウィン(2018年製作の映画)

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これは良い続編。
鬼子であった第3作から戦列を離れていたカーペンターが息子を伴って帰還。原点回帰と言える作品になっている。

過去の犯罪を洗い直しルポにする記者が精神病院を訪れる。目当てはマイケル・マ
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未来のミライ(2018年製作の映画)

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細田監督、真面目に子育てに協力したんだね。
しかし作品としてはちとフレッシュすぎた。活きの良さを重視したためターゲッティングなどが行方不明。三十年後、リベンジしてくださると思います。

黒木華はさすが
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パラサイト 半地下の家族 (モノクロVer.)(2019年製作の映画)

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これは『天国と地獄』に対する敬意なのか?
素晴らしい判断と出来です!

是非こちらも!

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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アジアに初オスカーをもたらした韓国映画気合いの一作。

番宣では策を弄して金持ち一家に侵入していく貧しい一家・・・という解説だったので「あー、『ルームメイト』や『リプリー』系ね」と思っていたら誤解でし
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

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スコセッシ×デ・ニーロのもうひとつの『タクシードライバー』。

うーむ80年代なお話。
これを『タクシードライバー』と同じように好きな女の子に褒められたくて「やらかす」男の子の話として愛している殿方も
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

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ジョン・C・ライリーが原作に惚れ込んで映像権を獲得し、監督に売り込んだ作品。
こりゃあ売れないよ。売れないとわかっていてソコに売り込むライリー。Love♡そしてそれに乗っかるライリー妻(本職プロデュー
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

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タイトル、パケ写からして老獪な男女の騙しあいであることは明らか。
冒頭のパソコンで条件を絞り込んでいるところから裏があることは見えている。
「純真な女性」を騙すことに後ろめたさを感じるが、観客にはその
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リトルデビル(2017年製作の映画)

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『タッカーとデイル』のイーライ・クレイグ監督作品。
パケから分かるように『オーメン』パロディ。他にも『ローズマリーの赤ちゃん』『シャイニング』など懐かしのホラーが次々と。何を書いてもネタバレになりそう
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

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80年代にアメリカで流行ったホラー児童書がギジェルモ・デル・トロによって鮮やかに蘇る。
日本で言ったら『学校の怪談』みたいな感じかな?そこからチョイスした作品を、母が失踪したことから村八分になっている
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ソルト(2010年製作の映画)

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北朝鮮でスパイ容疑をかけられて拷問を受けるショッキングなシーンから映画は始まる。彼女はCIA局員イヴリン・ソルト。帰国した彼女は今まで通りの生活を送るが、ある日訪米したロシア人の口からとんでもない言葉>>続きを読む

ウォルター少年と、夏の休日(2003年製作の映画)

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邦題のバカ。騙されてはダメ。少年は語り部で老人映画です。

ダメ母が学校に通う間ウォルターを預けたのは二人の老叔父が住む田舎の家。この兄弟は謎めいている。大金を持っているのに、日がな一日ポーチに座って
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トロイアの女(1971年製作の映画)

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あまりに有名なトロイヤ戦争始末記。タイトル通り主役は女。なんせ始末記だからトロイの英雄はみんな死んじゃってるし、勝利したギリシャ連合軍側も被害甚大でメネラオスぐらいしか出てこない。
この作品の柱はK・
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

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原作読了済み。

これはネタバレするので映像化しちゃダメなやつ。どうするのかな?と思ったら、根幹の部分を変更。お陰でカタルシス全然なしのヘンテコストーリーになってしまった。事務所のあれはないでしょ?フ
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

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スサンネ・ビアとは思わなかった。言われてみれば子供・・・。

『クワイエットプレイス』が面白かったのだな・・・という作品。
正直サンドラ姉さんは歳が行き過ぎていてミスキャストでは?彼女である必要性は感
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私を信じて -リサ・マクヴェイの誘拐-(2018年製作の映画)

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19歳のリサは訳あってマイアミの祖母の家に住んでいる。ドーナツショップで深夜まで働き、夜はベッドに入ってくる男にレイプされている。離れて住む妹は心配してくれるけれど、母親は無関心。絶望的な毎日。そんな>>続きを読む

スパイク・ガールズ(2019年製作の映画)

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フランスバカ映画。
コロス的な弾き語りマン(弾いてない時もギター流れてるけどな)に案内されて始まり始まり。

女子バレーチームファルコンズは強豪ではあるものの、反逆児モルガンヌや下ネタ多めのレズビアン
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怒り(2016年製作の映画)

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かなり贅沢。ちょっと盛りすぎ?

八王子で起きた猟奇殺人事件。犯人は逃亡し、どうやら整形して潜伏したらしい。
父親は娘が好意を寄せる流れ者の男が、
青年は無人島に住み着いた旅行者の男が、
ゲイの男は成
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

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この作品を『ゲド戦記』と銘打つことの罪深さ。

宮崎アニメに多大なる影響を及ぼしたル・グィンの『ゲド戦記』。『ナウシカ』のテトやアルコーヴベッドなどこれまでの作品への影響はそこここに見受けられる。
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渇き。(2013年製作の映画)

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かなり長いこと「キツイなー。『オールドボーイ』に対する届かぬラブレターかなぁ」と思って見ていたが、さすが中島哲也監督。捲り方が素晴らしかった。ちゃんと『オールドボーイ』に対する返歌になっていた。
原作
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ママは世直しヒーロー(2020年製作の映画)

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MARVELやDCのようなハリウッド系ヒーローを期待する人は回れ右。

邦題酷い問題。原題ママでよかったですね。

ダイナーのウェイトレスをしながら夫と子供と暮らすウェンディ。金銭問題で家は取り上げら
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