あさのひかり

RRRのあさのひかりのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
3.8
「バーフバリ」がなければ映画へのスタンス全然違った、ってくらいだから、これも絶対観なきゃ、って思ってたけど、うーん。

普通に面白かったし、音楽や映像面は確実に進化してたし、見せ場もいっぱいでその辺は感動したけど、イギリスがこんな日本の時代劇の田舎代官みたいなノリでいいんか、少女一人にむきになりすぎ、って所にすごく引っ掛かってしまった。イギリスが悪役になる流れは分かるし、銃弾1つにいくら云々な下りはすごくイギリスっぽいけど、もっと大英帝国ってずる賢いんじゃないかなあ・・。ということで、超豪華インド風味水戸黄門だと割り切ったら乗れたけど、私としてはそこを超えては来なかった。

あと、主役二人の友情に集中し過ぎて、女性陣が魅力的でないのもなんか残念。アーリヤーバット可愛かったし似合ってたけど、別に彼女じゃなくてもいい(あんま演技力いらない役じゃない?という意味で)でしょ、って思っちゃったかな。名前忘れたけど、イギリス人のあの子も、ちゃんと信念がある訳じゃなくて、イギリス側の空気読めないマイペースな子にも見えるし。

インド風味の過剰気味な演出と既視感のあるシーンばっかりで上手く繋いでて、そこはしっかり笑いながら鑑賞。という訳でめっちゃ笑いました。ラストの「書物を読めるようになりたい!」ってのは、すごく好き。
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