これはインド映画が苦手な僕でも大傑作と言わざるを得ない。マーベルやDCはここを目指すべきなのではと思うほどのアツすぎるヒーロー映画。伏線の回収などもさることながら、王道ストレートすぎるアクション描写のてんこ盛りの展開に、3時間しか寝てないことなど忘れてとにかく楽しい3時間。インド映画といえば踊りと歌だが、今作ではぐっとそれを抑えて、とにかくストレートな映画表現で観客を楽しませることに徹している。にしても、こんなに3時間ずっと詰め込めるかね、そしてどのアクションも構成が本当にしっかりしている。過剰なんだけど、その過剰さにもはや説得力があり、いつしか水準がそこに観客はあっている。ストーリーもド王道なんだけど、過剰な演出がストレートに効いている。マッドマックスに匹敵する面白さ。ラストもここ最近では珍しいほどすっきり。悪役はとことん悪くて嫌なやつ。ヒーローはどこまでもヒーロー。体もすごい。
香港映画にも近い構図をよく見る。イギリスの植民地だった地はこういう映画多めかも。
これはもう映画の中の映画。本当に見るべき案件です。
