トッシー

RRRのトッシーのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
4.9
もうね、メチャクチャ面白い!!!

特濃キャラクターの
やりすぎとも言える
ハイパーテンション
ゴリ押しクライマックスの連続に

脳ミソがクラッシュするほど
楽しんでしまいました!

ほぼ3時間の上映時間も
ものともしない面白さ!

面白すぎて、
映画館へ3回観に行った!



…この映画ね
本当にやりすぎなんですよ。

演出からキャラクターから
アクションからストーリーから

そこまでやるか!?
…どころではなくて

もう、何やってんの!
…でもなくて

ウッッッヒョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!
もっと!!!!!!!!!!!!!!!

もっとやれえええええ!!!!!!!

…ってそんな感じで、

脳ミソがクラッシュして
この世のすべてが
何もかも楽しくなるレベルの
やりすぎなのです。

つまり、この映画
やりすぎの限界を突き破って
「やりすぎ の向こう側」に
到達してしまってるんですね。

あそこまでいかれたらね

ちょっとついていけないとか
わけわからんとか
ツッコミどこしかないとか…

そんな事は
言ってられなくなりますね。

(もちろん、
ツッコミながらの鑑賞でも
相当楽しいのは確実!
もうハチャメチャやからね。)

内容には確かに
雑なところも多々ありますが

(イギリス人ヒロイン
ジェニーの扱いとか………
ものすごく都合がよくて酷い。
もうちょっと丁寧に
描いてほしかった。 )

ビームとラーマが最強なら
もう、後は何でも
良いんじゃないかと
思わせてくれる
とんでもない熱量とパワー

もう何がなんだかだけど…
とにかく凄いんですよ。



でも、この感覚は
昔どっかで感じたことあるなあ…

何だったかなあ………

…と思って
よくよく考えてみたら

『魁男塾』とか
『キン肉マン』とか
『聖闘士星矢』とか

あの辺の
往年の大人気漫画の数々に
夢中になっていた
あの頃の感覚に近いんですよ。

つじつまとか
常識とか
初期設定とか

細かい事は度外視して
とにかく「面白ければ良い!」
…の追及に

ひたすら熱狂していた
あの頃の感覚を…

あの頃の
おおらかで、
ハチャメチャな
「面白い!」を

この『RRR』からも
確かに感じた!

単なる童心なのかな?
…とか思ったけど
そうでもないんですよね。

だって最近でも
ゲームの『龍が如く』シリーズを
やってる時に感じますからね。
…この感覚。



僕の中にいつも変わらず
確かにある

もしかしたら誰しもが
心の中にしっかりもってる

エンターテインメントに対する
「野生」 とか「狂気」とか…

そんな部分を寸分違わず
刺激してくる映画でした。

「批判性」とか
「問題提起」とか「共感」とか

そんなこんなも良いけれど

そいつら
ちょっと一旦、脇に置いといて

お前ら!
獣になって!
狂ったように!

楽しまんかい!!!

…って勢いで
首根っこを
ひっつかまれてる様でしたね。



『マハーバーラタ』とか
『ラーマーヤナ』とか
世界史の授業にも出てきた
インドの二大叙事詩と
リンクする部分も多くって

それらを、ちゃんと知ってると
より楽しめると言う
アカデミックな一面も
あるようですし、

イギリス植民地時代の
インドの話なので
「批判性」や「問題提起」も
しっかりあるとは思うんですけど

それはあくまで味付けだなあ…

この狂ったように楽しい
「面白い!」の前では、
そんな諸々も、
霞んで消えちゃうんだよ………



だから、まとめるとですね、
この『RRR』はですね

江田島平八が

キン肉星の王位を争奪するために

ギャラクシアン・エクスプロージョンを
連発しながら

大気圏外から突入してくる

…みたいなハイパーテンション。

そしてそれを
神室町で桐生一馬が迎え撃つ

…みたいなウルトラテンション。

そんな
ハイパーウルトラテンションが

3時間ずっと炸裂するような

アルティメットテンション映画!

……………でしたね。



多分、また、いつか
4回目を観ると思います。

いや、きっと観る!


2023-6
トッシー

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