このレビューはネタバレを含みます
インターバル前と後で作品の印象がかなり変化したのが、良くも悪くも予想外だった作品。
「一つの事件がきっかけで立場の違う2人に生まれる友情」
……って部分から、勝手に勧善懲悪のハッピーエンドだと思ってたんですよね〜私。
実際そう呼べなくはないラストではあったものの、イギリスという国との関係性や拷問シーンといった主人公2人が苦しむ場面のとにかく多い・そして長いこと！！
ナートゥダンスの時点では「最終的にイギリス勢も含めて良い方向に変化してハピエン……！」なんてわくわくしていたのに、インターバル後の展開がま〜〜つらい。
あれだけの尺を使って苦難を描くなら、全てを終えた2人がそれぞれ幸せになったんだよ〜という姿をもっともっと見たかったよ……。
とはいえ歴史は事実で、単純に個人の対立ってお話じゃなく「国」が絡むシナリオだったから、明るく楽しい内容で終わらせるのは難しいんだろうなぁ。
そういえば過去に観たインドの作品も、社会問題だったり「困難な状況」の描写に凄まじいものがあったし……。
そう考えると、観る人や公開される国によっては単なる娯楽以上の意味を含んだ作品なのかも。
余談ですが観る前にサンリオコラボグッズの発売を知って、え〜どうしようかな、シナモンいないけど買おうかな？ なんて思っていたんですけどまぁ鑑賞後はそんな気分になれませんでした。世界観の温度差……！！
