カタクチイワシ映画レビュー

RRRのカタクチイワシ映画レビューのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
4.0
なぜこんな低評価なのかというとその理由はただ1つ、これを劇場で観られなかったからだー!
あー私のバカバカバカ! 何であの時無理してでも行かなかったんだよぅコンチクショー‼︎


殆ど長さを感じなかったという声が多いようですが、イヤ、私には長かった! ただ全然悪い意味じゃない。この映画美味くてメッチャ脂っこいものを食べてる感じ。予め時間を確かめておいて区切りのいいとこで確認したら半分以上残ってたときは驚愕しました。まだこの倍愉しめるんかいっ!と。

2人の主人公ビームとラーマの使命、友情、すれ違い、そして結束。シンプルなストーリーだけどもの凄い映像の熱と圧で一気に畳み掛けてくる。3時間全く飽きることなく堪能させて頂きました。あぁ〜もう食べれない、お腹一杯だ〜。

ラージャマウリ監督、相変わらずアクションシーンがとんでもない。序盤から目が釘付けになりました。あの何百対1のシーン、なんなのアレ? 普通にアレを撮影するのも凄いけど、あんな思わず『ねーよw』っ思っちゃうシーンに説得力を持たせちゃうんだもん。只々迫力ある画を撮るだけじゃない確かな演出力、感服致しました。
アイディアも豊富。公邸強襲シーン、ラーマ救出シーン、最後の戦い、他にも色々。どーやったらあんなの思い付くんだよ。ホントヤバ過ぎます。

ダンスシーンも凄い。ダンスのイロハなんて知らんけど誰が見ても上手いのが明らか。インド映画の特色なのか俳優さん達の技術が高いのがよくわかります。
エンドクレジットでも踊ってましたが、途中でまさかの監督本人がダンスに加わりだしたのにはビックリした。皆んなとても楽しそうで、締めに相応しい多幸感で溢れててこっちまで幸せな気持ちになりました。最高の幕引きです!


『バーフバリ』に続き間違いなく傑作。 監督の次作は絶対に劇場まで駆けつけます!
観ていない方、インド映画に触れていない方、最初の1本にも最適です! 超オススメっ‼︎