たしかに潜入捜査ものなのだけど、最後20分くらい?まではヤクザ内外の抗争と岡田准一のアクションを堪能する映画。
バレる?バレない?っていう駆け引きによるスリルはほとんどなくて、岡田くんは順調に出世していくのが随分あっさり。
一方で物語を牽引していくのはヤクザ達の権力争いなのだけど、これが分かりにくい。
早口でボソボソのセリフとサウンドデザイン、あっち見てもこっち見てもスーツ着たおじさん、何度聞いても覚えられない外国人の名前。
いや一応筋は追えますよ。追えるからそれは監督の上手さなんだろうけど、特にセリフが聞き取りにくいのはどうにかならないのかなー。。。(過去作もそうだったからもう監督の意向なんだろうけど)
あと、木竜麻生演じるキャラクターは最後のひと展開のために使われるだけなのがちょっと気になる。ただでさえ女性キャラクターの影が薄い映画なので、あれは雑すぎやしないかと。
ただやっぱアクションは凄くて、何ならファブルとかよりどっしり見れて満足感は高い。坂口健太郎の狂った目つきは危なっかしくてお見事だし、北村一輝の発声はあのキャラクターにドンピシャり。