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名探偵コナン ハロウィンの花嫁のdm10foreverのレビュー・感想・評価

4.1
【映画的なお約束の少ない「安定感」】

ここ数年、この時期は娘と「コナンデート」の時期ですが、今年は娘の嫌い(笑)な安室さんがフィーチャーされる回という事もあって、あまり乗り気ではないご様子(因みに娘はキッド様LOVE)。
まぁ、いくら中学生とはいえ劇場鑑賞はタダではないので、観たくもないものを無理して連れて行っても・・・ということで、お父さんは初めて「ぼっちコナン」をしてきました。

今回は諸々感じるところもあったんだけど、結論から言うと「ちゃんと面白かった」。
確かに「あの人は出てこないんだ・・」「今回はこの人はこうなんだね~」みたいな感じで、あっちもこっちも大活躍を期待するとちょっと大人しく感じてしまう。

・・・なのに、終わってみればキチンと「コナン」していたあたりは流石。

特に劇場場ともなると、コナン君の世界は「怪盗キッドVer」「黒づくめの組織Ver」「赤井ファミリーVer」そして「安室さんVer」と、まるでパラレルワールドのお話かの如くそれぞれが一線を画す。
もちろん全く関係ない話ではないし、随所でニアミスをしながらも、それこそ納豆の糸一本で辛うじて繋がっているかのような、ギリッギリの距離感を保ちながら互いのお話を干渉しないように共存している。

でも、だからといって物語が破綻しているとかそういう事では決してないのがこのお話の凄いところ。
徐々に何本もの細い糸が集まって束ねられて、やがて一本の太い綱になった時・・・。

いったいこの物語はどうやって着地するんだろうか?

あと、ちょっと面白かったところを2~3書きますが念のためフィルターかけますね。
一応内容にも触れちゃうので。
あ、今回は考察はしてません。そこまで詳しくないんで・・(笑)
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