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鬼平犯科帳 血闘のdm10foreverのレビュー・感想・評価

鬼平犯科帳 血闘(2024年製作の映画)
4.2
【誰が好み?】

子供の頃。
お爺ちゃんと一緒に「遠山の金さん」をよく見ていたんですが、毎回クライマックスで「北町奉行、遠山左衛門尉様、ご出座ぁ!」っていうコールがとても印象に残っていて、ふと「北町奉行ってことは南町奉行もあるのかな?」って思って爺ちゃんに聞いたんですよね。
すると爺ちゃんは次の日の夕方、これまた再放送されていた「大岡越前」を観ながら「北町奉行が遠山の金さんで、南町奉行はこの大岡越前なんだよ」って教えてくれました。

(ピッコ~ン!)
すげえ!他にも「鼠小僧」やら「必殺!仕事人」やら「銭形平次」やら「暴れっぱなし将軍」やら・・・
江戸の町はヒーローばかりじゃね~か!

何となく子供心にワクワクが止まらなくなってしてしまって、いつか「遠山の金さんvs大岡越前」みたいな回はないのかな~んて考えてもみたり・・あ、でも、どっちも正義の味方だから戦わないか・・とか。
そもそも、それぞれの実在のモデルは100年くらい時期がズレているようなので、現実的に2人が対面したことはないんですけどね・・・。

ってことで、時代劇を観るたびに「爺ちゃんのうんちく」が心の中に蘇る。
それと古い壁かけ時計の「コチ、コチ、コチ・・」っていう音と、お爺ちゃんの吸うタバコの匂いと、あと腰や背中にベタベタ貼っていた湿布の匂いも一緒に・・・(笑)

やっぱ、時代劇はいいぞ!
子供の頃から慣れ親しんだ「様式美」もキチンと守りつつ、劇場版ならではのスケールや描写もキチンとあって、初見なのに最初から最後までどこか安心して観ていられる感覚。

ってことで、続きは内容にも触れちゃうので、フィルターかけて「芋酒屋」にて・・・。
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