羊の群れは丘を登る

ドライビング・バニーの羊の群れは丘を登るのレビュー・感想・評価

ドライビング・バニー(2021年製作の映画)
3.0
 タイトルと予告編から想像していたポップで明るい感じはなく、終始暗くて重苦しい感じが。
 ドライブシーンは少ししかなく、ロードムービーという感じでもなかった。

 バニーに全然同情できないんだよなー。
子ども思いのは分かるけど、嘘と違法行為をすごく重ねているし、最終的に2度と子どもに会えない状況になってもおかしくないと思う。
 バニー自身も利己的な性格で、周囲から孤立してしまいがち。

 人質になった家庭支援局のトリッシュが冷たいと思ったけど、バニーに子どもと電話させる優しさがあったのが救いかな。
 
 性的虐待を受けたトーニャも脇役という感じで、ラストに象徴される様に結局どうなっちゃうのという感じだった。
 
 監督はニュージーランド在住中国人の方なのですが、この映画の着想から込めたメッセージが気になるところです。