てん

屋根裏のラジャーのてんのレビュー・感想・評価

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)
3.5
試写会にて鑑賞。
スタジオポノック久しぶりの長編作品。

"3ヶ月と3週間と3日"

アマンダにしか見ることの出来ないイマジナリーフレンドのラジャー。

二人が遊んだり話したりしているシーンがかわいらしくて好き。頭の世界の話をファンタジーたっぷりに見せてくれるのは楽しい。

イマジナリの世界の見せ方に高揚したり、グッとくるシーンも所々あって、思っていたより感情を動かされた。

ただ、日本ではない設定なのに、日本語で広告の文字が書かれていたり、想像力が一つテーマになっているのにルールがたくさんあって、それを説明することが多かったなぁと感じたり、世界観や設定を落とし込むのに時間がかかるのは気になる所。

他にも気になるシーンが多くて、惜しい感じは拭えないけど、メッセージもわかりやすかったし、個人的には、ベタベタな展開の方がグッとくるので、もっとシンプルな作品の方が良かったのかなとは思う。

お母さんが傘を広げたシーンは泣きそうになって堪えました。
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