Filmarksのレビューは5点満点だけど5億点くらいつけたい。
すごい作品だ。映画(史)の発明をふんだんに散りばめながらそれら全てに対するリスペクトを強く感じる。
単純なパロディとしてではなく、知らなくても楽しめるという本質的なエンターテインメントをガッチリと掴んでいる。
いやいや、映画作りうますぎひん?
まずはイントロ。DreamWorksのロゴ出しからニヤリとさせるにくい演出だ。アガらずにはいられないアシッド・ジャズもBGMとして華を添える。オーシャンズ・イレブンか?
「配られた札で勝負するしかない」というスヌーピーの引用も実に小気味よい導入として機能している。そして極めつけは"あの"メタ演出だ。良すぎるだろ。
映像表現に関してはリアリスティックとスタイライズドのバランスもじつに見事。
キャラクターアニメーションは特に秀逸で、カートゥーンが生まれた国さすがアメリカと言わざるを得ない。タメツメがどうのなんていうレベルじゃない。これが本物だ。祝祭の演奏シーンのカメラワーク・ライティングもGOOD。
ダイアンとウェブスなんか見ちゃったお子さんは性癖歪んじゃうんじゃないの。特にウェブス、タトゥー入ってるのとかすげえいい。
全編にわたり映画に対する深い愛が溢れており、細部に至るまで丁寧な仕事が目白押し。神、宿りまくりだろ。
最高にオススメです!!!!!!