めんたいこ

竜とそばかすの姫のめんたいこのレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
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途中で離脱してしまったのでスコアはなしで。

30分くらいの視聴なので物語も大きく動いていないところまでだからなんとも言えないんだけど、まあNot for meだった。備忘録として残しておく。

ひとつ。「魂を揺さぶる天使の歌声」は映像作品と相性が悪いと何度言えば。

一夜にして世界的なディーバになるというストーリーにリアリティをもたせるためには視聴者にも納得感が絶対に必要で、そのためには世界に通用する歌声が不可欠になるわけだ。

この問題をクリアするために先人たちは映画内での音声を無音にするなどの発明を生み出してきたし、映画SINGの吹替版ではMISIAをぶつけて力技で戦うという清々しい手法も見てきたのだが、本作の歌手では説得力が低いように思える。

それとは別にSNSにログインしていきなりオリソン歌い始めるヤベェヤツが歌姫になっちゃうトンデモ展開はどうなのというのもあるけど。

ひとつ。細田守監督の描く空間、ものすごく広いはずなにとても狭く感じるのはなんだろう。画角の問題なのかな?ベルのライブに竜が乱入してくるところを見たんだけど、全世界の人が集まってるらしいのに代々木第一体育館くらいに感じた。

ひとつ。SNS空間でワチャワチャ戦闘するの、もうサマーウォーズでよくない?なんで同じような作品作るんだろう。

監督作品を思い返すと基本的には人間模様が少ない、ある種箱庭的な作品のほうがうまくいっているような気がしていて、登場人物が増えれば増えるほど記号化と隙間が目立ってしまうように思う。時をかける少女くらいのサイズが最も合っているんじゃないだろうか。

というわけで、時をかける少女がオススメです!!!