ざきを

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのざきをのレビュー・感想・評価

4.0
コインランドリーを経営するおばちゃんがマルチバース(多次元宇宙)を救う!

ミシェルヨーが出ている時点で良質なアクションの匂いがぷんぷんと…その匂いの通り、カンフーアクションが最高でした!

魔宮の伝説はショートラウンド、グーニーズはデータぶりのキーホイクァン。
久々のスクリーン登場の懐かしさや嬉しさと同時に、相変わらずの存在感と安定の演技力。俳優ブランクを全くもって感じさせず、きっちりしっかり主役を立てて助演に徹する。素晴らしかった!復活したキーホイクァンをこれからもっと見ていきたい!
特にイチオシはアクションはポーチを使ったカンフーバトル!あのシーンはこの作品の中でも随一のアクションシーンだと思う!私は1番あのアクションが好き!

なかなか面白い作品でした。
マルチバースはmcuのおかげでわかっているからストーリーが理解しやすく、すっと作品の世界観に入ることができました。
それでもしっかりとこの作品らしさが出ていて、特に"とんでもなく変なことをすることが、ちがう次元と交信するためのジャンプ台を作る。"っていう設定がとても面白かった!
もしかしたらちょっと変なことしたら違う次元の自分と関われるかも!?といったワクワクって良いですよね。
映画の設定を自分に置き換えて楽しむことができるか…妄想が膨らむ作品…大好きです!

自分の人生、色々な分岐点があって色々な選択をしてきた。もしかしたらあの時…って思うけど、これを鑑賞して、「どんな栄光も輝きを放っているように見えるけど、その中には犠牲があって後悔もある。」ってことを強く感じました。
身近なこと、身近なものをいかに愛して、感謝できるか。後悔はしてもいい、それがなければ今の自分はないんだから。そう強く柔らかく生きていくこと。幸せは意外と近くにあるんだよ。ただ掴み方がわからないだけ、だから、人は失敗や対話して、人とぶつかって掴み方を知っていくのだ。
ざきを

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