バリー・コーガンくんが気持ち悪くて最高だった『Saltburn』の元ネタ、らしい。
パゾリーニ監督作品初鑑賞。難解なイメージは『Saltburn』を思い出しつつ観ると分かりやすいと思う。
謎の美青年の謎の訪問がブルジョワ一家の定理(テオレマ)を狂わせてしまう。
バリーくんとは違って(ごめんなさい)美青年(テレンス・スタンプ)がふわっと訪問。家族全員(父、母、息子、娘、メイド)と◯的関係を持ち、ふわっと帰ってしまう。その後の家族全員の壊れ方がすごすぎる。
美青年はそこにいるだけで人を惹きつける存在。一番びっくりしたのはメイドの行動。彼を一目見てしまっただけで罪を感じて速攻でキッチンへ爆走してガスのゴムホースをくわえて自殺を図る…
そして彼に助けられて…二人で倒れ込み。
他の家族の壊れ方もとんでもないのでぜひ観てほしい。お母さん!娘!息子!そしてお父さん!わー!
若いテレンス・スタンプの無自覚(のフリ?)な美しさが罪深くて最高。
パゾリーニ、他も観たい。