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すずめの戸締まりのmoviediaryのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます



今回は、前作までよりもぶっ飛んだ話の内容で見る前はちょっと危ない気がしてたけども、余裕で想像超えてきた。
絵は毎回パワーアップしている気がするし、音も繊細で映画館で見なきゃ起きない感動があった。
前二作とは違い、恋愛が中心になりすぎないのもよかった気がした。
あの純愛感ももちろん好きだけど、人との繋がりそのもの、出会い、家族、他にも魅力的でドラマチックなテーマがたくさんあるのだと気付かされた。
すずめとたまきさんの2人の関係性もひとつのテーマだったと思うけど、2人が本音でぶつかりあったときは辛いシーンだったけど、その会話がリアルでハッとさせられた。
最後の後ろ扉を閉じるときに命は仮初、死は隣り合わせ、とか言ってるのを聞いてほんとにそうだなと思ったし、12年が経とうとしている震災はそれほどに人々の心を大きく変えてしまったのだなと思って、改めて自然災害の恐ろしさを知った。

人々の思い出が残された廃墟に後ろ扉が開く。だからこそ人は思い出を忘れず胸に留めなければいけないんだと感じた。

音楽は今回も最高だったし「君の名は」「天気の子」の音楽が挿入されてることにも感動した。劇中には流れないアルバムの曲も聞いたら感動倍増したから絶対聞かなきゃなやつ。
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