もん

すずめの戸締まりのもんのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

中盤まであんまりだなと思っていたけど、終盤はしっかり感動させられてよかった。エンディングで流れるRADが最高。
なんで扉なのか考えてたけど、扉(家)を出てそのまま帰りたい場所に帰れなかった人たちと帰ってこれた人たちを分けるものだからなのかなと思った。だから、あの世と現世が扉の反対側に繋がってて、どちらの世界にも行きたくても行くことができないのかなって。
今回の話はかなり現実に即してるというか、何を言いたいかがそのまま表現された作品だったと思う。天災は神の気まぐれで、それによって失われたものや人、そして残された人たち。残された人たちの想いは消えることなく、怒り矛先すらない。
帰りたい場所に今日も帰れただけで奇跡で、一瞬にして崩れ去ってしまうその日常を愛してあげたい。
もん

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