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すずめの戸締まりのIのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

人間大好き!新海誠も人間好きそう!辛いことがあっても立ち直れる人間が好き。復興ってすごいことだよ。
新海誠のこと今まで斜に構えてみてたけど、日常を綺麗に描くのがめちゃくちゃ上手いな。なんでもない人生は輝かしいよ。新海誠、恋愛映画やめなよ。やめなくてもいいけどファンタジー強めで書いた方が面白い。ファンタジー書くのめちゃくちゃ上手いよ。日常に溶け込んだ違和感、日常と隣り合わせのファンタジーが上手いよ。「君の名は。」しか見てないからなんとも言えないけど、恋愛をメインにしたもの、男女観が新海誠と合わなくて苦手だったんだよな。だから今回はファンタジー強めに感じて面白かったです!途中のすずめと草太さんの恋愛模様はちょっとキモかったけど、でも2人のバディぽさはめちゃくちゃよかったよ。大衆としての人間は好きだけど、個々としての人間、人間関係の書き方があんまり好きじゃないな〜とか思いながら見てた。でも思い返すとそんなことはなかったかも。
あと、ところどころ理解できなくて戸惑った。ダイジンは自分の意思に反して要石にされたから怒ってるんだと思ってたんだけど、すずめを助けてくれるし、結局要石になるから何がしたかったの?って感じだった。あと草太さんは要石になりたくなさそうだったけど、家業を継ぐならそれくらい腹決めろや!と思って腹たった。すずめさんを好きになったから嫌?こんな短時間で!?そんないい感じになったとこありましたっけ?すずめの一方的な思いならまだわかります。
サダイジン?も環さんに乗り移ったところで何がしたかったのかよくわかりませんでした。震災にあって被害を被った人の強い面だけじゃなくて弱い面も見せたいって監督の意思はわかるけど、それを言わせたところで要石側にメリットないでしょ。サダイジンも結局ミミズを止めに入るならすずめのやる気を削ぐようなことする?あと要石を今まで東と西で止めてると思ってたんですけどそんなに近くで止めていいんですか!?
ダイジンが戸を開けてると思ってたけど、実はすずめに開いた戸を教えてくれてました。じゃあサダイジンは勝手に抜けたんですか?開いた戸を教えるんじゃなくて元の位置に戻って要石をしろ。要石したくないんだよね?草太さんに要石になって欲しいんだよね。だから草太さんを要石にしてすずめを閉じ師にした?なるほどね。でもすずめはそれを望まなかったからショックを受けたと。いや分かれよそれくらい。そんな自分勝手なことするならすずめに激怒されても逆ギレするくらいになれシュンとするな可哀想に思えるだろ!!ダイジン可哀想だよ!人間の勝手で勝手に意思をなくさせられて、自分は自由になりたいのに。ダイジンを誰も救えなかった!人間がよかったらそれでいいんですか!?
椅子の足が3本の理由は?小さい頃に失くして、未来のすずめがくれたんですよね。じゃあ4本足の椅子はどこに行った?これはループものの謎あるあるなんですけど…
最後にすずめが子供のすずめに椅子を渡すところも、どんな状況にあっても未来には希望があるってことを伝えたかったんだとはわかったけど、説明口調すぎるというか、なんかふわっとしてるんだよな。いやそういうテーマにしたいのはわかるけどもっとこう…いい話風にまとめにかかったなあという印象を受けてしまいましたね…。
とか散々言って、号泣してマスクびしゃびしゃになりました〜
あと松村北斗さんめっっっっちゃ上手い!最高!もっと声優してください!声も演技もいいです!好きになりました!
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